ちいさくてふとった、まるぽちゃおまわりさんのお話。 ピカピカのボタンのついた制服をきて、道路の真ん中に立っているおまわりさんが、交差点で交通整理をしています。 「とまれ!」「すすめ!」 白い手袋をして、ひときわ大きく銀の笛をならし、手を高くあげている様子は、みんなからとてもよく見えます。 まるぽちゃおまわりさんは、トラックから馬車や自転車まで、どんな乗り物にも目をくばっているのです…。
本書は冒頭の「まきの1 こうつうせいり」からはじまって、「まきの2 どろぼうをつかまえろ」「まきの3 おぼれたひとをたすける」まで、3つのお話にわかれています。 『おやすみなさいおつきさま』をはじめ数々の児童書を世に送り出したマーガレット・ワイズ・ブラウンと、『かあさんふくろう』などの著作があるイーディス・サッチャー・ハードの共著。 色彩豊かなイラストを描いたのは、アリス&マーティン・プロベンセンというこれまた夫婦で子どもの本を制作し、コルデコット賞受賞作家となった2人。1950年にアメリカで出版された本の、クラシックな愛らしさを堪能できます。
「まるぽちゃおまわりさん」なんてかわいい翻訳をしたのは、翻訳者の小宮由さん。 緊張感が漂う場面でも、おまわりさんのしぐさには、いつもほっとする空気が漂います。 それにしても、おぼれている人を助けるには、うしろにまわりこんで髪の毛をつかみ、上にひっぱるとは…。奮闘ぶりがユーモラスです。こんなおまわりさんがそばにいたらいいですね。
本書は、翻訳者の小宮由さんが選ぶ「おひざにおいで」シリーズの1冊。
親子でじっくり絵とお話を楽しめる、良書を集めたシリーズです。『にんぎょうのおいしゃさん』『ジングル・ベル』など他の本もあわせて読んでみてくださいね。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
ちいさくてふとった、まるぽちゃおまわりさんが大活躍! ドキドキわくわく心がほっこりするお話が3話入った翻訳絵本。 翻訳家であり家庭文庫を主宰するこみやゆう氏が、子ども達に自信をもって薦められる良書絵本をあつめた「おひざにおいで」シリーズ。シリーズ第1弾の発刊です!
【まきの1 こうつうせいり】まるぽちゃおまわりさんは、白い手袋をはめて交差点で交通整理をしています。子ども達の列を安全にわたらせてあげたり、トラックやオートバイなどを誘導します。 【まきの2 どろぼうを つかまえろ】ある夜、まるぽちゃおまわりさんは、どろぼうが入ったという家にパトカーで向かいました。ぬきあし、さしあし――物音のする方向へ向かうと……。 【まきの3 おぼれた ひとを たすける】お休みの日曜日。まるぽちゃおまわりさんが、奥さんと砂浜に行くと、海でおぼれた人を見つけました。まるぽちゃおまわりさんは、急いで海に入ると……。
すてきなおまわりさん
すてきなおまわりさんのお話たちでした。
子供も楽しんでくれたようでよかったです。
真面目な仕事っぷりがいいですね。
おまわりさんの仕事も交通整理とかいろいろですねー。
3つのお話があってどれもいいお話だと思いました。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子6歳、女の子4歳、女の子0歳)
|