おおきなトラとシカのはんぶんくん

おおきなトラとシカのはんぶんくん

  • 絵本
作: バーニス・フランケル
絵: レナード・ワイスガード
訳: こみや ゆう
出版社: 好学社

在庫あり

税込価格: ¥1,760

絵本ナビ在庫 残り1

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作品情報

発行日: 2021年11月
ISBN: 9784769022596

サイズ A4変型 40ページ

この作品が含まれるテーマ

みどころ

コルデコット賞受賞作家レナード・ワイスガードによる、少ない色味で控えめに描かれたシカたちと、対照的に表情豊かにユーモアをこめて描かれたトラやキツネがほほえましい絵本。
1961年に刊行された原書の題名は「HALF AS BIG AND THE TIGER」です。

「HALF AS BIG」を訳者の小宮由さんが「はんぶんくん」と訳したシカには、兄さんがふたりいます。ひとりは力持ち。もうひとりは早足。それぞれ木から新鮮な葉をぐっと引っ張って食べられるようにしてくれたり、周囲に危険な動物がないか見て回ってくれたり、頼りになる立派なシカです。

でも兄さんたちの半分の大きさ……「はんぶんくん」にできることはあまりありません。呼ばれたら返事をするくらい。はんぶんくんと呼ばれることがちっとも好きではありませんでしたが、どうしたらいいのかわかりませんでした。

そんなある日、恐ろしげなトラが、きょうだいにじりじりと近寄ってきます。強くて頼りになるはずの兄さんたちが、大きなトラの前では、頼りにならないと悟った「はんぶんくん」は……?

さあ、小さな「はんぶんくん」は、どんなふうにトラと向かい合ったのでしょうか。体ではトラに太刀打ちできません。その代わり「はんぶんくん」が頑張ったのは、勇気を出すこと、頭を使うこと。何度トラが近づいても、諦めずに精一杯声を張り上げる姿にほれぼれします。

絵本を読む子どもたちは、小さなシカを心で応援しながら、大きな体で騙されるトラや、賢そうなのに不運なキツネにも同情したり、共感したりするのではないでしょうか。だんだんまわりの子と自分を比べ出す年中・年長くらいの子たちに一度読んであげたい絵本です。

(大和田佳世  絵本ナビライター)

出版社からの紹介

森に暮らすシカの三兄弟の末っ子は、体がお兄さんたちのはんぶんくらいしかないので「はんぶんくん」と呼ばれていました。おにいさんたちにくらべて、力もなく、足もおそくて、しょんぼりしていたはんぶんくん。でもある日、おそろしいおおきなトラが兄弟たちをねらってやってくると、はんぶんくんは・・・。

おおきなトラとシカのはんぶんくん

ベストレビュー

強さは大きいか小さいかではない

大きいトラに勝つのは、誰でしょう?
身体が大きい鹿?足が速い鹿?
身体がお兄さんの半分の大きさのはんぶんくん。
はんぶんくんの勇敢さが感じられる絵本です。

人間でも威張っている人が強いかと言うとそうでもないですよね。
本当の強さを感じることが出来るよい絵本でした。
(ちゃいろまりおさん 40代・ママ 男の子13歳、女の子11歳)

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