おねえちゃんに誘われてホームレスを助けるシェルターに行った。 雪の路上で毛布にくるまっている人。 「え、死んでる…?」
大ヒット作『ぼくイエ』のコンビによる絵本。 ---------------------------------- 死をめぐる絵本「闇は光の母」シリーズ、 谷川俊太郎さんによる推薦文
死を重々しく考えたくない、かと言って軽々しく考えたくもない、というのが私の立場です。死をめぐる哲学的な言葉、死をめぐる宗教的な言葉、果ては死をめぐる商業的な言葉までが氾濫している現代日本の中で、死をめぐる文と絵による絵本はどんな形でなら成立するのか、この野心的な企画はそれ自体で、より深く 死を見つめることで、より良く生きる道を探る試みです。
谷川俊太郎
ブレイディさんの表現の細やかさ
シェルターの中を見た男の子がつぶやいた「このにおい…」に、ハッとさせられました。
シェルターに来る人たちの姿は、絵を見て想像できても、においにまで思いがいたる人は、大人でも少ないのではないでしょうか。
伝えることが難しい、でも伝わってほしい大事なこと。それがぽそっとひとことの中に入っている。ブレイディさんの表現の細やかさを感じました。 (よし99さん 50代・その他の方 )
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