
夏のひざしがさしこむ池の中。 たまごからうまれたばかりのヤゴが、ふわりふわり。 「はじめまして! わたし、ぎんちゃん。おおきくなったら とんぼに なるよ!」
ぎんちゃんは何度も脱皮しながら、どんどん大きくなります。 じまんは、強いあご。 たたんでいたあごをすばやくのばして、めだかをつかまえました。
そして、冬を越したぎんちゃんは、とうとう羽化のときを迎え、 とぶのが上手なギンヤンマになります……。
いろいろな姿のヤゴがいるんだ! おなかが銀色に輝いているから「ギンヤンマ」っていうんだ! ギンヤンマはたまごをうむ前、オスとメスがつながってとぶんだ!
ぎんちゃんがたまごをうむまでのいのちの物語の中に、 生き物のふしぎやおもしろさがたくさんつまっています。
水の中から外へ、いきいきとした絵の変化も楽しい一冊です。

ヤゴからギンヤンマに
同じシリーズの『かぶとむしのぶんぶんちゃん うまれたよ!』が面白かったので、こちらも読みたいと思いました。
ギンヤンマのギンちゃんが、ヤゴからトンボに成長し、やがてたまごをうむまでの様子を描いた作品です。
水の中では自ら顔を出して呼吸の練習をするとか、知らないことの連続でびっくり。
生き物の不思議とエネルギーを感じられる作品です。 (クッチーナママさん 50代・ママ 女の子20歳、女の子18歳、男の子15歳)
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