
気象予報士のかたつむりが「梅雨明けはもうすぐでしょう」と伝えました。すると太陽が「もうすぐ梅雨明けですか。そろそろみんなに知らせますか」と立ち上がりました。
まず、メロンとスイカが誰かに呼ばれたような気がしました。それに続いて、セミ、カブトムシ、かきごおり、ソフトクリーム、せんぷうきとひまわりも呼ばれたようです。いよいよ夏の風物詩たちの出番になりました。
みんなは、夏に向かってまっしぐらに走っていきます。すると、かとりせんころうさんや、とうもろこしぞうさんが一緒に連れていってと走ってきました。そして、きんぎょばちかさんに、うきわのすけさんも合流します。全員がそろうと、目の前に大きな大きな黒い雲が見えてきました。一瞬にして、大雨が降り、雷が鳴り響き、突風までおこりました。そしてながしそうめんのじっちゃんに会うと……。さあ、夏はもう目の前です!
梅雨明けから夏までをユーモアいっぱいに描いた一冊。

夏がやってきた!!
ユーモアたっぷりな夏の訪れのお話。
すごく勢いがあって、
やったー!夏が来るぞー!!
という気持ちになる、とても爽快なお話です。
カタツムリの天気予報士がもうすぐ梅雨明けと伝えると、
ソフトクリームやかき氷、蚊取り線香に浮き輪などなど、
夏の風物詩ともいえるものたちが一斉に夏に向かって走り出します。
最後は太陽に飲み込まれ、人間の世界へ。
大人になると子供の時ほど夏が楽しみではなくなっていましたが、この絵本で、無条件な夏のワクワクを思い出しました。 (tori.madamさん 30代・ママ 女の子6歳、女の子3歳)
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