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香りの消えたバッグスバニー──ぼくと彼女の188日間 |
作品情報
発行日: 2024年01月18日
188mm×131mm 434ページ |
40年前の夏、ぼくは彼女と出会った。友達の結婚式の二次会で隣に座った彼女は聡明で、ぼくは機知にとんだ彼女の話術の虜になった。ぼくの名は福岡渉、医学部の4年生。彼女の名は石井真理子、1年目の研修医だった。有頂天のぼくは彼女の薬指に婚約指輪のダイヤが輝いているのに気づき、凍りついた。彼女は言った。「ときめきのない道中なんです」……。 |