
突然の夫の死。 ―――悲しみや苦しみが、生きる道を教えてくれた。
初の出版が決まり、仲間の祝福を受けて幸せの絶頂の中、 著者は、最愛の夫が亡くなったと知る。 喪失感、罪悪感に襲われ、 悲しみや苦しみの波に押し流されそうになる過程で、 人間の真の美しさを見つける33篇の物語。
突然の夫の死。 「これは悪い夢、夢なら覚めて」 「どうして私ばかり、こんな目に遭うの?」 「もうダメ。やりきれない」
そんなネガティブな気持ちに苛まれ、 数ヶ月が経っても、深い喪失感から逃れることができない。 SNS発信や活動など外の世界には距離を置き、 他人に頼ることや弱さを見せることには抵抗し、 人から離れる日々。
そんな中、著者を大きく変化させたのは、 あるコミュニティへの参加。 そこは、自分たちの悩みを打ち明けて悲しみや苦しみを共有し、 励ましの言葉やアドバイスを送り合う場だった。
互いに支え合うことで、 不思議と、内なる心の美が引き出されていく。 人と人との真の繋がりや癒しのエネルギーを通じて、 真の豊かさが生まれることを実感したのだ。
内なるエネルギーが溢れ出し、 偶然にも、今までの経験が役立つ場面が現れ、 大きな再生の力を得た。
もしあなたが、突然、深い悲しみや苦しみに放り込まれたら、 ぜひ、思い出してほしい。
人生の中で悲しみに飲み込まれそうになった時、 その瞬間こそが、内に秘めた真の美を発見するチャンスだと。
悲しみと向き合い、新たな強さを見つけることで、 私たちは内なる輝きを手に入れることができるのだ。
すべての悲しむ人へ、必読の書。
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