
★ 明治・大正・昭和の文豪30人
★ 作品を読んでみたくなる!
★ あの名作よりも文豪の実話の方がおもしろい!?
★ 人間関係の悩み、切ない失恋、お金の苦労…
★ 創作のもとになった天才たちのエピソード
◇◆◇ 本書について ◇◆◇
日本人は新しい物好きなのか、 読書好きでも近代文学と称される作品を読んでいる人は 少なくなっているようように思います。 特に若い世代の人たちの中には、 作品が教科書に掲載されることの多い夏目漱石、 芥川龍之介や川端康成はともかく、 坪内逍遥、泉鏡花や尾崎紅葉、 さらには旧5千円札でおなじみの樋口一葉が 作家だったことさえ知らなかった人もいるようです。
現代では考えられない不自由な時代に、 小説を書くことにひたむきだった作家は どういう生活をおくり、何を考えていたのか。 作家の志向や人間関係を想像することで、 文学が身近に感じられるかもしれません。
皆さんの人生と同じように、 作家それぞれにも様々なエピソードがあります。 文豪も人の子ですから、恋愛や仕事、 人間関係に悩み、挫折もします。
本書ではそうした文豪のエピソードのほか、 読んだ方が元気になれるお話や言葉のいくつかを 紹介しました。
本書で紹介する30人以外にも、 文豪と呼ばれる作家はたくさんいます。 本書をきっかけに、 あなたが惹かれる文豪を探してみてください。
本書をきっかけに本との『出会い』を重ね、 これからの日々に活かしていただければ嬉しい限りです。
◇◆◇ 主な目次 ◇◆◇
☆ 明治時代 * 坪内 逍遥 近代文学の成立に貢献した文学博士 * 二葉亭 四迷 正直さを理想とした文豪 * 幸田 露伴 日本近代文学を代表する文豪 * 泉 鏡花 「幻想小説」の礎を築いた作家 * 樋口 一葉 短期間で名作を残した女流作家 ・・・など
☆ 大正時代 * 芥川 龍之介 短編小説の天才 * 菊池 寛 日本文学界発展に貢献した文豪 * 谷崎 潤一郎 芸術性が世界的に評価された文豪 * 川端 康成 日本の美を世界に伝えた作家 ・・・など
☆ 昭和時代 * 永井 荷風 西洋文化と江戸風俗を愛した作家 * 武者小路 実篤 理想郷の実現を目指した文豪 * 志賀 直哉 「小説の神様」と称された文豪 * 山本 有三 健全な市民文学で共感を呼んだ文豪 ・・・など
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