
かつて日本に生息し、100年以上前に絶滅したニホンオオカミ。そのはくせいは世界に5体しか残っておらず、多くがなぞにつつまれているまぼろしの動物です。 ある日、絶滅動物が好きな日菜子さんは小学生のとき、博物館の施設でニホンオオカミに似たはくせいを見つけます。そして、周囲の大人の力も借りて調査を開始。作成した自由研究は第25回「図書館を使った調べる学習コンクール」で文部科学大臣賞を受賞しました。 そのあとも、専門家の力も借りながら、ミステリーのようにはくせいのなぞをさぐりつづけ、調査の結果を論文にまとめあげます。
この本では、ニホンオオカミと人との歴史や、絶滅までの歴史なども説明。 コラム「絶滅動物ずかん」ではほかの絶滅動物についても紹介しています。 人と動物との関わりや研究の大切さに触れつつ、とことん”好き”を追求することの素晴らしさにあふれた実話です。

探究心と情熱
図書館の新着コーナーで見つけました。
小学校4年生の日菜子さんが、100年以上も前に絶滅したニホンオオカミと出会い、その謎を知ろうと夢中で調査します。
「知りたい」という強い気持ちが周りの人たちを巻き込み、論文として世に残すことに挑戦することに。
探究心と情熱があればとても大きなことを成し遂げられると実感できる作品。このお話を読んだら、自分も論文を書いてみようと思う子もいるはずです。
小学校高学年から中学生にもおすすめしたいです。 (クッチーナママさん 50代・ママ 女の子21歳、女の子18歳、男の子15歳)
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