
これは人間に最も近い存在として作られた「コリット」の物語である。舞台は3000年未来――人類は人に仕えるコリットを育てるため、金星にドームを作った。その中心にあるファクトリーで誕生した14歳の少年イパは、大好きな家族と暮しながら友だちと楽しく学校に通う。しかし、そこで教えられるのは人への服従だった。いつしかイパは、人間と同じ姿と心を持ちながらも、偽物でしかない自分の 存在に疑問を持ち始める。「いったい僕はなんのために生まれたんだ」コリットはそこに疑問を持たない……イパは一切の立ち入りを禁止するファクトリーへと挑み、そこで自分の脳に隠された「とんでもない」秘密を知る。「環境は選べないことも多い。大切なのは、その環境の中でどれだけ立派でいられるかだ」圧倒的な想像力で紡ぎ出された、人間とコリットが織りなす感動ファンタジーが、ここに始まる。(本冊は第一巻の上)

プレゼントしたら本好きに
本屋さんで見つけ、表紙がきれいだったので13歳の子に上下巻セットでプレゼントしました。かなり面白かったらしく、あっという間に読んでしまい、もっと読みたいと言われました。あまり本を読まない子だったのですが、絵を描くことが好きだったので、きれいな挿絵がたくさんあるこの本をプレゼントしました。すっかり本が好きに。
なんだか私も嬉しいです。これからも続くようなので、長く本を好きになってもらうのにはいい本だと思います。
気になるので、私も電子書籍で購入しようか考え中です。 (kakasiさん 20代・その他の方 )
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