村上春樹の現在地 『街とその不確かな壁』まで

村上春樹の現在地 『街とその不確かな壁』まで

著: 吉田 春生
出版社: 彩流社

在庫あり

税込価格: ¥2,530

  • ◆『見積書』は商品を買い物かごに投入後、作成いただけます。
  • ※かごに入れても商品の確保は完了いたしません。お急ぎの際には、お早めに購入手続きの完了をお願いいたします。
  • ※「取り寄せ注文する」の際には、出版社の在庫状況により、お取り寄せできない場合がございます。あらかじめご了承ください。

作品情報

発行日: 2023年11月06日
ISBN: 9784779129391

188mm×128mm 260ページ

出版社からの紹介

『風の歌を聴け』で鮮烈なデビューを果たした村上春樹は、『ノルウェイの森』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』で青春小説の頂点に達した。その後、傾倒していった『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』などの怪奇な場面を描くダークファンタジーの世界とは何であったのかを徹底究明する。
 新作『街とその不確かな壁』の第二部、三部では残虐な暴力性の見られないことに筆者は注目する。その印象は『1Q84』や『騎士団殺し』とも違っており、村上ワールドの変化が見られる。これから彼は何処へ向かおうとするのか、20年の時間を経て問い直す新たなる「村上春樹論」!

【目次】
 序章 川本三郎の書評を読む
第一部 文学としての村上春樹
 第一章 剽窃とスポンテニアス――村上春樹の方法
 第二章 幻視から幻想世界へ
  ――転換点としての『ダンス・ダンス・ダンス』、『ねじまき鳥クロニクル』へ
 第三章 『ノルウェイの森』の系譜
――源流としての「街と、その不確かな壁」から『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』 まで
第二部 エンターテインメントとしての村上春樹
 第四章 ダークファンタジーとしての『ねじまき鳥クロニクル』
 第五章 『海辺のカフカ』について
 終章 結局、村上春樹とはどのような作家なのか
  ? 川上未映子、大いに粘る
  ? 源氏物語の作用
  ? 文学は可能か
 補論 『街とその不確かな壁』が明らかにしたこと
  ? 第一部 原点に戻る
  ? 第二部 「私」と通じる子易さん
  ? 第二部から三部 少年が語る作品の構造

吉田 春生さんのその他の作品

パッケージツアーの文化誌


PAGE TOP

  • 子どもに絵本を選ぶなら 絵本情報サイト 絵本ナビ
  • 絵本ナビスタイル 絵本から広がる子育て
  • 絵本の定期購読サービス 毎月お届け 絵本クラブ
  • 英語を絵本で楽しく学ぶ 絵本ナビえいご