
「ねえねえ、なんに なりたい?」
おしゃべりしているのは、おりがみたち。おりがみたちは、折られたい。折ってもらって、なにかになりたいのです。
あおくんは、ヒコーキに。 きいろちゃんは、キリンさんに。 ピンクちゃんは、ハートに。
「わたしも! ハート!!」
そう言ったのは、しろちゃんです。でも、みんなは言います。しろちゃんには色がついてないから、ハートじゃなくて、ゆきだるまやおもちがいいんじゃない?
しろちゃんは、自分がなにになりたいかわからなくなって、とうとう泣き出してしまいます。するとそこへやってきたのは……。
『のりののりこさん』『けしゴムのゴムタとゴムゾー』に続く、かとうまふみさんのぶんぼうぐシリーズ第3弾。普段、子どもたちに親しみのある文房具たちですが、彼らにだってそれぞれ主張があるのです。それは、おりがみ達だって同じ。しろちゃんは、ハサミやえんぴつ達と相談し、力になってもらいながら、自分のなりたいものを見つけだしていきます。
筆による力強い線で描かれた文房具たちの表情は、愛嬌たっぷり。どこ懐かしい雰囲気も、個性的でユニークなキャラクターにぴったりです。自分らしくいるために奮闘する文房具たち。続きの物語を想像をしたり、自分と重ね合わせてみたりしているうちに、ますます彼らへの愛情が深まっていきそうですよね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

おりがみたちは、おられたい。おってもらって、なにかになりたい。 あおくんは ヒコーキに。きいろちゃんは キリンに。ピンクちゃんは ハートに。 じゃあ しろちゃんは? いろが ついてない しろちゃんは なにに なれるの?
子どもたちにとって身近な折り紙が主人公。何になったらいいか、友だちの折り紙がアイデアを出してくれても納得できません。人に決められたくないのです。悩んだ末にしろちゃんが選んだのは……。勇気をだし、自分で決めたしろちゃんに、拍手をおくりたくなる作品です。

この手があったか!
素敵な物に折ってほしい折り紙たちの中で、
しろちゃんはその色ゆえに悩んでしまうのですね。
みんなの案にも賛成できず。
そんな中、文房具たちの助言で、すごい案が登場します。
やや高度ですが、この手があったか!
確かに、折ってできる造形物。
しろちゃんの一大決心によって、ほら、すごいすごい。
しろちゃん、とってもきれいですよ!
さあ、私たちも、作ってみましょうか。 (レイラさん 60代・じいじ・ばあば 女の子2歳、女の子2歳、男の子0歳)
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