
いつものあさの、「あ」たらしい空。 いつものあさの、「い」ただきます。
いつも通りにやってくる朝の風景を、「あいうえお」の五十音の言葉で切りとっていくこの絵本。なんてことはない、でもそこにあると心が落ち着く、見慣れた場面の数々。
歌う声、絵本、おひさま、川の音、きらきら水面、草花……。ページをめくるたびに積み重ねられていく言葉に添えられているのは、水彩の淡い色彩で描かれた優しい絵。いつまでも続くようなその時間の、なんて豊かなことでしょう。絵本は途中で昼間に移り変わり、やがて夜へと続いていきます。
作者の植田真さんは言います。「小さな息子の生活には、『いつものこと』であふれていて、そして、それらは、とても美しいものに思えた。」(巻末の言葉より)
登場するのは、さりげないけれど、どこまでも丁寧な視線で描かれる愛おしい小物や小さな生き物、家の中や外、そしてその場所で過ごす小さな子ども。一日の終わりにこの絵本を開いてみれば、きっとそこが居心地のよい場所になってくれることでしょう。
表紙は、まるで朝の光をキラキラとまとったような美しいデザイン。子どもから大人まで、そして大事な方への贈り物としても。持っておきたくなる一冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

なにげない日常をたいせつに過ごすこと…その「いつもの」日々の尊さを、五十音のことばでいろどったプレゼントブックです! 主人公の子どもが、朝から夜まで1日のなかで見ている情景を、ゆったり描いたイラストと柔らかな文章でおとどけします。声に出して読みたい・読んであげたい1冊になっています。出産のお祝いに、だいじな人のバースデーに、小さな子どもさんやお孫さんへのプレゼントに、そして、あなたのお手元に、ぜひ!

シンプルでも心地よい
読んでみるとシンプルな本なのになんだかとっても心地よい感じがして、普段の忙しい生活の中に、毎日の生活をふと振り返ってみる時間をこの絵本がくれたような気がします。毎日の何気ない行動、音、周りにある物事が、すべて心地よく思えてきます。忙しいあの人へ、子供たちへ、読んだ後になんだかホッとするこの絵本、おすすめします。 (ピンクちゃんさん 50代・ママ 女の子15歳、男の子8歳)
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