
お父さんの転勤で家族4人、アメリカ・サンフランシスコに移り住んだ小学校1年生のみつ子。英語はほとんど話せないものの、地元の小学校に入学し、双子の姉妹・エイミーとケイトという友だちができました。家族ぐるみでホームパーティーを楽しみ、現地の暮らしに馴染んでいくなか、みつ子は、サンタクロースにどうしても叶えたいお願いごとをします。 「クリスマスプレゼントには子猫をください。いい子にします。お勉強もがんばります」 アメリカで迎えた初めてのクリスマスをたっぷりと味わった翌朝。 みつ子がそーっと目を開けるとどこからか鳴き声が。ガレージに向かうと……子猫がいたのです!トムと名付けられた子猫は、家族の一員になり、みつ子と幸せな毎日を送ります。4年後、思いもよらない出来事が起こるまではーー。
初めての外国暮らしは、文化の違い、言葉の壁といったさまざまな不安があるのが当たり前。でもみつ子と家族は、日本料理を振る舞ったり、アメリカの人々が大切にしているクリスマスの風習を体験したり、現地の人びとと積極的に心を通わせていきます。そして何より、子猫トムと過ごした何気なくもあたたかな日々が、みつ子にかけがえのない思い出を刻んでいくのです。
たくさん笑ったこと、初めて見た景色、トムのふわふわのぬくもり、つらい決断と深い哀しみ。どんなに時を経ても、暮らす国が変わっても、心の中に色褪せない記憶があることのすばらしさを描いた一冊です。
(竹原雅子 絵本ナビ編集部)

遠い異国で学んだのは言葉より大切な“心”でした。小学一年生のみつ子は父の転勤で家族と共にサンフランシスコに移り住みました。双子の友達エイミーとケイトたちとの交流を通じて少しずつ馴染んでいくサンフランシスコでの暮らし。そんな中で芽生えた友情と、子猫トムとの絆。忘れられない愛しい記憶が、人生を支える力になる。ともに過ごした宝物のような大切な時間を描いた絵本。

これは何よりも生きるパワーを与えてくれます
私はこの本を読ませて頂いて、とても感動しました。これは何よりも生きるパワーを与えてくれます。過去を振り返れば私は英語が大好きで、いつからか自分はアメリカ人の生まれ変わりではないかと思うようになりました。何故かサンフランシスコが大好きで、ひょっとしたらサンフランシスコに生まれ、サンフランシスコに住んでいたのではないかと思ったものです。それだけにこのお話はひじょうに興味深く、読ませて頂きました。この本ではサンフランシスコでの様々な人間模様が描かれていますが、これらのお話を通して人生の素晴らしさを伝えてくれます。私は今、日本に住んでいますが、様々な状況から渡米するわけにもいかず、毎日、英字新聞を読んで、自宅に併設したところでminiJapanese Language Schoolという日本語学校をさせて頂いています。そんな私にとってこの本はほんとに素晴らしいと思いました。 (水口栄一さん 60代・その他の方 )
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