「これ なあに」
モノクロで描かれた不思議な模様。 見たことあるような、ないような。 一体これは何だろう?
ページをめくると、今度は同じ模様に色がついて。 うん、この色合いは何となくわかるぞ。 そうそう、ネギ! レンコン!ピーマンも。
なるほど、「やさいのおなか」とは野菜の断面図。これがとても美しく、当てようとすると意外に難しいのです。だってかぼちゃと言えばあの形ですし、トマトと言えばあの色ですし……大人の思い込みって、なかなかしぶとい。
こんな風に「おなかのカタチ」から知る野菜があったって、面白いのかもしれませんよね。遊びの名人きうちかつさんによるこの絵本は、だから子どもたちに大人気! ページをめくっていくだけで大盛り上がりなのです。
答えはすべて、身の回りにある野菜。こんな楽しいきっかけで野菜に親しみ、興味を持ってくれたら嬉しいですよね。さあ、今度は実際に断面図を作ってみたいと言い出すかもしれませんよ……用意、用意。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
ふしぎな形、一体これは何でしょう? 次のページを開くと答えが……。身のまわりにある野菜の断面(おなか)が美しい絵で次々と登場する楽しい絵本。
おはなし会で重宝しています
年長さんから、大人まで、異年齢のおはなし会でも、最初に、よく読ませてもらっています。
クイズのように楽しんだら、その場の雰囲気が和らいで、とてもいいです。
科学絵本としても、いい絵本だと思います。
読後は必ず『おうちのお台所でも、やさいのおなかを見てみてね』と声掛けしています。
絵本の楽しさがと、実体験につながればいいなと思います。 (ピンピンさん 50代・その他の方 )
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