
人口わずか2000人の小さな島・夫志木島(ふしぎじま)には、毎年いろいろなところから“留学生”がやってくる。 小学6年生の星野涼(ほしの・りょう)も、その一人。 涼は、遅刻常習犯でサボり魔の“ワル”だ。生活を立て直すために、この島に送り出されたのだった。
新しい小学校は全校生徒がわずか30人ちょっとの超少人数! 学校行事でやりたいことはみんなで決める。 誕生日の子がいれば給食にケーキが出るし、おなかの調子が悪い子は特別におかゆを作ってもらえる! “今日はめんどうくさいから”と、先生が宿題を出さない日もある!? 都会とは違いすぎる毎日は驚くことばかり。
そんな中、留学生のまわりに小さな謎めいた出来事が起こり始めた。
涼は親友の島の子・才津と、ひとつひとつ謎を解き明かしていく。
謎が解けるたび、輝き出す子どもたち。 そして涼も、自分自身の「問題」に、真正面から向き合っていく。 誰にも言えずにいた悩みや苦しみに、この島は手を差し伸べてくれるーー。
『今日未明』で今もっとも注目を集める著者が、精一杯生きる子どもたちを温かく描いた「子どものための謎とき物語」です。
【目次】 1・ようこそ! 夫志木島へ 2・体験なんてしたくない 3・消灯時間は夜九時です 4・先生はしょうゆまみれ 5・どこ行った、名探偵 6・悩み事は背中合わせ 7・だから、ここにいる
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