山菜をとりにいって,山ンばに出会ったあや。やさしいことをすると美しい花がひとつ咲くという花さき山の感動のものがたり。心にのこる名作絵本です。
優しい心が咲かせる花
山菜を取りにいき山で道に迷ってしまった“あや”
迷い込んだ山の奥には見事な花畑が。見とれるあやの前にやまんばが現われる。
やまんばはこの世の何でも知っている。
あやの足元に咲く赤い花はあや自身が咲かせた花だという。
妹思いのあやは「祭の晴れ着は自分はいらないから妹のそよに作ってやってくれ」
と貧しい家を気遣って親に申し出た。その優しい気持ちが赤い花となった。
花畑の花一つ一つは自分のことよりも他人のことを考える思いやりの心から作られている。
優しい心が咲かせた花が咲き誇る“花さき山”の感動のお話。
これは先日子育てセミナーで講師の先生が紹介してくださりすごく印象に残った絵本です。
有名な『モチモチの木』と同じ作家さんの絵本。
講師の先生の保育士時代のエピソードを伺いました。
すごく物静かで目立たないある園児・Kちゃん。
でもKちゃんはお友達が脱ぎ散らかしたスリッパをさり気なくそろえてあげるような
優しい子だということを先生はある日気付きます。
そのまま褒めてあげてもいいけれどこの『花さき山』を読み聞かせした後に
みんなの前でKちゃんの優しさをみんなの前で発表しました。
それからはKちゃんはしきりに先生の元に読み聞かせとなれば
『花さき山』を持ってきます。
家でもボロボロになるほど読んでいるそうで
卒園の日、Kちゃんのお母さんにお礼を言われたそうです。
「ステキな絵本との出会いをさせていただいてありがとうございます。
娘は自分の花が花さき山に咲いてるよという先生の言葉がとても嬉しかったと言っています」
ステキなエピソード。
私の娘にもそんな絵本との出会いがあるといいな・・・と思いました。 (さえら♪さん 30代・ママ 女の子3歳)
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