うーふーってうなるから、ウーフ。 遊ぶことや、食べることが大好き。 そして、なにより考えることが大好き! そんなくまの子ウーフがこのお話の主人公です。
いったいどんなことを考えるかって? それはそれはいろんなこと。例えば……
「魚にはどうして舌がないの?」とか「おっことさないもの なんだ?」とか。「ウーフは おしっこでできてるか??」なんて突拍子もない疑問から「いざというときって、どんなとき?」なんて大人でもドキッとしてしまうような内容まで。9つのお話の中でウーフは、あちこちに出かけながら、お友だちと会話しながら、喜んだり泣いたりケンカしながら、次々に生まれる「どうして?」に対して自分なりの「こたえ」を発見していくのです。
国語の教科書でもおなじみの「くまの子ウーフの童話集」。2019年の今年は、刊行からなんと50年! 作者の神沢利子さんは言います、「子どもは好奇心のかたまり」だと。だからこそ愛嬌たっぷりのウーフの言動は、世界への驚き、生きることのよろこびに溢れていて、たくさんの子どもたちの共感を得て愛され続けているのでしょうね。もちろん、井上洋介さんの描くなんとも大らかで魅力的なウーフの姿も人気の秘密です。
このシリーズは、ゆっくり好きな時間に好きな分量だけ、のんびり読み進めるのがおすすめです。その中で、新たな視点をもらったり、納得してみたり、風や空や草や花などウーフが感じる自然の気持ちよさも一緒に味わってみて下さいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
遊ぶこと、食べること、そして考えることが大すきなくまの子ウーフ。ほら、今日もウーフの「どうして?」が聞こえてきます!
最初に読んであげた児童書
長男に初めて読んであげたのは、こちらの児童書でした。
ずっと絵本を読んであげていたし、長めのお話はどうかな?と思いましたが、じっと聞き入っていました。
(実はこの時、私はぎっくり腰で寝たきり状態だった為、小さめのサイズの本で、寝たままの状態で読める本ということで、こちらをチョイスしました)
長男はまず、児童書に目次というものがあることに驚いていました。
目次の中に「ウーフはおしっこでできているか??」というのがあり、興味津津。読んであげるとクスクス笑いながら、「僕も僕で出来ているんだね」と納得。
今、小学2年になった長男。時々、ウーフを本棚から出してきます。
国語の教科書に、ウーフの「ちょうちょだけになぜなくの」が載っていました。
大人が読んでも、ウーフの気持ちがよくわかって楽しいです。
ファースト児童書としてもおすすめです。 (オーレリーさん 40代・ママ 男の子7歳、男の子0歳)
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