なっちゃんの「ちょっとだけ」って、何だろう?
なっちゃんのおうちに、あかちゃんがやってきたのです。 ママのスカートを「ちょっとだけ」つまんで、 牛乳をコップにひとりで「ちょっとだけ」入れられて、 ひとりで遊んだブランコだって「ちょっとだけ」ゆれて・・・。 なっちゃんは、ちょっとずつちょっとずつ頑張って「おねえちゃん」になっている様です。
でも・・・ね。 愛情たっぷりの最後のシーン。 ママ達は、涙なしでは見られないんじゃないかしら。
健気ななっちゃん。 大きな優しさで包み込むママ。 そして可愛いあかちゃん。
作者が3人の子どもを持つママ、というだけあって、子どもへの愛情でいっぱいのストーリーです。背景がほとんどない、シンプルな絵も、子どもを温かく見守る視線で、子どもって、本当にかわいい!子育てって、本当に素敵なことなんだ!まっすぐに訴えかけてきます。どんな立場の人だって幸せな気分になる絵本です。
これからママになる方へ、是非プレゼントしたくなる1冊ですね。
(絵本ナビ編集部)
赤ちゃんが生まれて、お母さんは忙しいので、なっちゃんはいろんなことを自分ひとりでやってみます。お姉さんになったからと頑張るなっちゃんですが、眠くなった時だけは、どうしてもお母さんに甘えたくなります。お姉さんになったことで感じる切なさ、それを乗り越えることで成長していく子どもの姿を、母親の深い愛情とともに描いています。
泣きました。
なっちゃんの姿はまさに娘の姿。
次女の誕生から、ちょっとづつ我慢をして彼女なりに成長していく姿をずっと気に掛けながら今の生活を築いています。
娘のしていることがそのまま描かれていて、ちょっとだけの言葉に胸が痛みました。
ママを妹を気遣ってくれてありがとうの言葉と、手をかけてあげられなくてごめんなさいの言葉が入り混じって、涙が出てしまいました。
ママがいっぱい抱っこしたいんですけどといった言葉と同時に娘を抱きしめてしまいました。
それからこのページを読むとママの言葉を言い終える前にいいですよーと抱きついてくる娘。
娘にとっても自分を重ね合わせ、大切な1冊になったようです。
次女が大きくなったとき次女はどんな気持ちでこの絵本を受け止めるのでしょうか?
それぞれに心に残る絵本となりそうです。
素敵な絵本をありがとうございます。 (かちゃみさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子0歳)
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