
擬音語だけでおはなしが進む、新井洋行さんの「音のえほん」シリーズ。 『ころころぽーん』『ぐるぐるどぼーん』ときて、第3弾は『するするすとーん』。 舞台は空で絵本は縦開き、これが更にまた・・・可愛いのです!!!
ちいさなクマが穴に落っこちた! 「するするするー」、「しゅるんしゅるん」 どんどん落っこちていき・・・「す」、「とーん」。 外に飛び出しちゃった!? そこからああなって、こうなって、そしてええ!!そうなるの? (言葉と絵を見れば何が起きているのかすぐわかりますよ。ヒントは表紙の絵、ね。) 最後はいつも通り大きなクマさんのところに戻って来られて安心、安心。
前作2作を読んでいる子は、最初のページの場面で、 「あ、大変!またクマちゃんがどこかいっちゃう」って心配になっちゃったはず。 そして期待通り(笑)、丸まったクマちゃんはどんどんどこかに向かって転がっていくのですが、 縦開きの特性を生かした今度の展開はすごいですよ。 前のページの絵で「今度はこうなるのかな?」と色々想像できるようになっていて、 ページをめくると、その想像のちょとずつ上をいっている感じ。 子どもたちの可愛い驚きの声が聞こえてきそうですね。 幅広い年齢の子どもたちが楽しめる絵本、シリーズ3冊まとめて読むのもおすすめです!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

ちいさなクマが穴に落っこちて「するするするするー」。「すっとーん」とどこまでも落ちていき……。 いろんな擬音語だけでおはなしがすすむ、リズミカルでかわいい絵本第3弾は空のお話。 縦開きでさらに楽しくなりました。

ママがキュンとする結末
くまの子に一体何が起こったのか!?スピード感のある展開に驚いていると、とりあえず、ほっとできる結末が待っていました。新井さんの絵本なので小さいお子さん向けの絵本だと思いますが、「小さすぎると理解ができないか!?」と思う内容でした。ママはキュンとできるので、とりあえず、読んでみても良いかもしれません。 (さくらっこママさん 40代・ママ 女の子10歳、男の子7歳)
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