偕成社文庫 新版 戦火と死の島に生きる 太平洋戦・サイパン島全滅の記録
  • ちょっとためしよみ

偕成社文庫 新版 戦火と死の島に生きる 太平洋戦・サイパン島全滅の記録

  • 児童書
著: 菅野 静子
出版社: 偕成社

在庫あり

税込価格: ¥880

絵本ナビ在庫 残り1

  • ◆『見積書』は商品を買い物かごに投入後、作成いただけます。
  • ※かごに入れても商品の確保は完了いたしません。お急ぎの際には、お早めに購入手続きの完了をお願いいたします。
  • ※「取り寄せ注文する」の際には、出版社の在庫状況により、お取り寄せできない場合がございます。あらかじめご了承ください。

作品情報

発行日: 2013年08月
ISBN: 9784038508103

出版社のおすすめ年齢:中学生〜
サイズ(判型)19cm×13cm
ページ数324ページ

この作品が含まれるシリーズ

出版社からの紹介

太平洋戦争の激戦地サイパン島。野戦病院の看護婦となった少女が目撃した悲惨な現実とは!  戦争と平和を考えるための傑作ノンフィクション、新装版にて復刊!

偕成社文庫 新版 戦火と死の島に生きる 太平洋戦・サイパン島全滅の記録

ベストレビュー

戦争の壮絶さを痛感しました

生後9ヶ月で、開拓移民としてテニアン島に渡った著者が、幼くして味わった現実の厳しさを語った後、16歳でサイパン島で軍属勤務となり、激化するアメリカ軍の攻撃を間近に体験した、壮絶な記録です。
私は、数年前にサイパンより南に位置するパラオを家族で訪れて、まだ残っている戦争の爪痕に、その当時を偲んできました。
その記憶が、この本と重なり合いました。
民間人であっても、戦争は相手国からすると敵国人なのだということを、今まさに怒っている世界の戦争状況によって思い知らされている日本人です。
その私たちもその過酷さの中にいた事を忘れてはいけません。

この本には、当たり前のように死と絶望が側にあります。
埋めこまれた軍国思想のために、アメリカ軍に対する猜疑があります。
偏見、先入観による、日本人同士の混乱があります。

すべてのことが、真実なのだということを通じて、戦争を考える貴重な記録だと思います。
ただ一人、自決の場から生還できた著者の使命だったのでしょう。

あとがきで、家族再会の奇跡を知ってホッとしました。
生きていれば、こんなことだってあるのだという一陣の光に暗い気持ちが救われました。
(ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )


PAGE TOP

  • 子どもに絵本を選ぶなら 絵本情報サイト 絵本ナビ
  • 絵本ナビスタイル 絵本から広がる子育て
  • 絵本の定期購読サービス 毎月お届け 絵本クラブ
  • 英語を絵本で楽しく学ぶ 絵本ナビえいご