雪のおしろへいったウッレ

雪のおしろへいったウッレ

  • 絵本
作・絵: エルサ・ベスコフ
訳: 石井 登志子
出版社: 徳間書店

在庫あり

税込価格: ¥1,540

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作品情報

発行日: 2014年02月17日
ISBN: 9784198637644

出版社のおすすめ年齢:5歳〜
A4判変型 32ページ

この作品が含まれるテーマ

みどころ

春、夏、秋、冬。私たちは普段、それぞれの季節がやってくるのを当たり前のように待っていますが、新しい季節ってどうやってやってくるのでしょうか? スウェーデンを代表する絵本作家ベスコフによるこの絵本には、冬という季節の楽しみと、春の訪れのようすが夢いっぱいに描かれています。

6歳の少年ウッレはお誕生日に新しいスキー板をもらって、嬉しくてたまりません。クリスマスの2週間前、ようやく雪が降り、なにもかもがふかふかの雪に包まれました。はりきって森の中に出かけたウッレは、不思議な霜じいさんに出会い、冬王さまのお城に連れて行ってもらいます。
りっぱな氷の玉座に座った王さまに会ったあと、広いお城の中を見てまわったウッレは、そこで冬に必要なものや、冬を楽しむためのものをきびきびと作る不思議な職人たちの姿を見るのでした……。

ウッレはとっても元気な男の子で、寒さなんかに負けません。その元気な姿を見ていると、鼻の頭がツーンと冷たくなるけど、ほっぺたも気持ちもほかほかとあったかい、冬の外遊びを思い出します。
冬王さまのおしろで、思いっきり遊ぶウッレの楽しそうなこと! 急な下り坂をすべりおりるスキー、カチカチにこおった池でスケート、雪だるまや雪のとりで作り、もちろん雪合戦も! 読んでいるこちらも、この季節ならではの遊びをめいっぱい楽しもう、という気持ちになります。

季節の変わり目にやってくる霜じいさん、雪どけばあさん、そして春の王女さまの存在も印象深いです。季節が変わるさまは、まさに妖精たちの仕事のようでもありますね。
物語を楽しみながら、冬の夜明けの静けさや、雪どけの甘い水のにおい、生命力にあふれた土の手触りなどが体じゅうに満ちてきます。クラシカルで繊細な絵も味わい深く、寒い冬の季節にゆっくりとページをめくりたい1冊です。

(光森優子  編集者・ライター)

出版社からの紹介

6歳の誕生日にスキーをもらった男の子ウッレ。まちにまった雪がふると、スキーをはいて、森にでかけました。雪のつもった森は、なんてきれいなんでしょう! 冬の王さまが、とうとうやってきたのです。ウッレは霜じいさんに、王さまのお城へつれていってもらい…? 冬の訪れから春の始まりまでを、北欧の森を舞台に幻想的に描く名作絵本。徳間書店の子どもの本20周年記念作品。

ベストレビュー

雪どけばあさん

よくお勧めされているので、
少し長いですが読んでみました。
子どもたちも静かに聞いていました。

6歳の息子にさすがに一人で
スキーで遊びに行かせるのは
心配で無理ですが、
雪の砦とか面白そうで熱くなるまで
雪で遊ばせてあげたいなと思いました。

霜じいさん、雪どけばあさん、
そして春の王女さまの存在も印象深いです。
特に雪どけばあさんなんて意識したことがなく、
面白い発想だと思います。
(まことあつさん 30代・ママ 男の子6歳、男の子3歳)

エルサ・ベスコフさんのその他の作品

ロサリンドとこじか / ロサリンドの庭 / リーサの庭の花まつり / カイとカイサのぼうけん / クローカ博士の発明 ベスコフ童話集 / きみ どこへゆくの? ―スウェーデンの子どものうた―

石井 登志子さんのその他の作品

キツネザルのあったかいセーター / やかまし村はいつもにぎやか / やかまし村の春夏秋冬 / やかまし村の子どもたち / 決定版 長くつ下のピッピの本 / リンドグレーンの戦争日記


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