(1) 特集1・・・ 5月のサイン本&新刊のご紹介です。
◆出会いの感動といのちの不思議。待望の「ふうとはなの絵本」シリーズ第2作目の登場です!
まず最初にご紹介するのは、いわむらかずおさんの新シリーズ「ふうとはなの絵本」の第2作です。
前回に続いてふうとはなが出会うのは・・・黄色く咲きほこったたんぽぽの花。
今度は2人の名前の秘密が解き明かされるようですよ!
<著者のことば>
野はらでたんぽぽとお話しよう いわむら かずお
野に生きる子うさぎ「ふう」と「はな」の毎日は、驚きと発見と冒険の日々です。自然からたくさんのことを感じ取り、いのちの仕組みを学んでいきます。
その日、ふたりが草はらで出会ったのは、美しいたんぽぽの花と、テントウムシ、ベニシジミ、ミツバチ。
あたたかい春の日、私の美術館のフィールド「くさっぱら広場」で生まれた一冊です。こどもたちが絵本を読んだあと、野はらで、たんぽぽやテントウムシたちとお話してほしいという願いをこめて…。

野に生きる子うさぎ「ふうとはな」の驚きと発見と冒険の日々を描いたシリーズ第2作です。
第1作で出会ったのは、大きな牛のおばさんでしたが、今度ふたりは、草原で美しく可憐に咲くたんぽぽの花に出会います。ここで登場するのは作者のいわむらかずおさんの美術館のフィールド「くさっぱら広場」に咲く日本のたんぽぽ。日本のたんぽぽは虫たちの助けを借りて受粉するそうです。だから花の上にはテントウムシやベニシジミ、ミツバチなど小さな仲間たちでにぎやかです。
そして、「ふうとはな」は虫たちの会話の中で2人の名前に込められた意味を知るのです。「ふう」は風、「はな」は花。その二つはたんぽぽの新しいいのちにとっても大切な役割をしているのです。「たんぽぽ ぽぽぽ」ふたりはうたいながら風と花になりきります。風、花、空・・・そしてかけだすふうとはな。何て喜びにあふれた場面なのでしょう!自分の名前を体感できるなんて。
私もこんな名前の子ども達が欲しくなってしまいました(笑)。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
★新刊の発売を記念して、作者のいわむらかずおさんが直筆サインを描いてくださいました!
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←貴重な直筆サイン本、50冊も描いてくださいました!
【いわむらかずおさん サイン本】
ふうと はなと たんぽぽ
数量限定 50 冊 |
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←こんなちらしも書店さんを中心に配られています。
イソザキが左下に載っています!
見かけたら読んでみてくださいね・・・。
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◆とってもヘンでおもしろい!?岩田明子さんの最新作『とんねる とんねる』
シンプル明快!とっても愛嬌のある作品『ばけばけばけばけ
ばけたくん』で鮮烈絵本作家デビューされた岩田明子さん。
そんな岩田さんの最新刊のテーマはとんねるです。そういえば、子どもが小さい頃、大人の足のしたをくぐるだけで興奮していたっけ。
一体どんなとんねるが登場するのか・・・期待できそうですよ!インタビュー記事も読んでくださいね。

みんなでたのしく、とんねるあそび。「とんねる、とんねる、くぐってくださーい」と呼びかけると、
「はーい!」と元気な返事が!最初にやってきたのは、へびくん!
それから、たこくん、かえるくん・・・。みんな次々、楽しそうにとんねるをくぐります。
でも、最後にやってきたのは、えっ、もぐら!?もぐらのとんねるって、どうやってくぐるの?
さあ、みんなのとんねるあそびは、いったいどうなる!?
★制作エピソードや今後発売予定の新刊のことなどをお伺いしました!
★新刊の発売を記念して、作者の岩田明子さんが直筆サインを描いてくださいました!
◆親から子へ。伝えたいメッセージがあります。
次にご紹介するのは、親子で読んでもらいたい、こんな絵本。
<著者メッセージ>
難産だった息子の誕生をきっかけに 生まれた物語です。わが子がうまれてきてくれた喜びを、 たくさんのパパ、ママ、子どもたちに届けられたら嬉しいです。

我が子を産む時、「赤ちゃんが生まれようとがんばっている」と思った瞬間にすっと力が抜けて楽になった記憶があります。それ以来、息子には感謝の気持ちでいっぱいなのです。めくるめく日常につい忘れてしまう事もしばしばですが(笑)。
この絵本を読んでいると、その時の気持ちがよみがえってくるようです。
かみさまに『うまれていいよ』って言われて、ぼくはママに会いたくて、抱きしめてもらいたくて、ママを探しつづけます。クマくんやぶたくん、ほかの動物たちがママにぎゅうっとしてもらっているのを見るとますます・・・。ママの方だってずっと会える日を待ち望んでいるのです。そして誕生の瞬間。「うまれてきてくれて、ありがとう。」これからママになろうとしている方、そして生まれた時のことを聞くのが好きな子ども達に。親子で一緒に読んでこの言葉をしっかりと伝えていってほしいです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
★新刊の発売を記念して、作者のにしもとようさんが直筆サインを描いてくださいました!
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←メッセージは何種類かあります。届いてからのお楽しみ・・・。
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◆期待の新人作家のデビュー作はちょっとおもしろいですよ!
文溪堂さんイチオシの新人作家のデビュー作品です。
あの片山健さんも今作品にコメントを寄せられています。
“春がくるのも
なんだかうれしいのも みんなわずか数ミリのじっちょりんのおかげかもしれません。”
さて、どんなお話なのでしょう。

なんだかすごくおもしろい絵本を見つけてしまいました。
なんたって最初の場面で主人公達は見つけることのできない位の小ささで登場するのです。
その主人公とは団地のすみに住んでいる「じっちょりん」の家族です。じっちょりんは花びらや葉っぱを食べるけど、種だけは食べないでとっておきます。なんと、コンクリートの隙間や電信柱の根本などにせっせと植えに行くのです!ああ、散歩の途中、あんなところに、こんなところにそっと咲いていた雑草を楽しめるのはじっちょりんのおかげだったのですね。
作者のかとうあじゅさんはこの作品がデビュー作なのだそうですが、ユーモラスなじっちょりん一家の可愛らしさと、あっと驚くスケール感、そして愛にあふれた植物描写などなどに、すでにじっちょりんワールドのとりことなってしまいました。今度のお散歩は細かく細かく色んなところを覗いてしまうに違いありません。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
★作者のかとうあじゅさんより
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じっちょりんの目の前にはきっと道はないけれど、
自分達でつくった道を進んで生きています。
制作中に何度も壁にぶつかったりもしましたが、
最後まで完成する事ができたのは、
そんなじっちょりんの存在を尊敬していたからだと思います。
思い入れたっぷりのデビュー作となりました。
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★新刊の発売を記念して、作者のかとうあじゅさんが直筆サインを描いてくださいました!
◆今年の夏に向けてオススメ作品!発売前に全ページ試し読み公開&直筆サイン本を販売します。
ママ達を感動と涙の渦に巻き込んだ『おこだでませんように』の作者くすのきしげのりさんと、『あかいセミ』『おならばんざい』など、話題の作品を沢山描かれている福田岩緒さんによる最新作がこちらです。
なんと、発売前にもかかわらず全ページ試し読み公開中です!!読んでみればその良さがきっと伝わります。

夏休み、小学生、男の子、かぶとむし、そして友達とカミナリじいさん。
小学生男子の息子を持つ身としては、このキーワードの並びを見ただけでワクワク、読む前から思わず購入したくなってしまいます。
舞台は始まったばかりの夏休み。ヒデトシ、マナブ、ぼくの三人はカブトムシを見つけ、喜び勇んで木に登ります。ところがその木は近所でも有名なカミナリじいさんの家の木!カミナリ声にぴっくりして慌てて逃げ出したのですが、ヒデトシは転んでつかまってしまいます。さて、どうなる・・・?
作者は『おこだでませんように』のくすのきしげのりさん。男の子の元気と心の葛藤を描かせたら天下一品。そして画家福田岩緒さんの描く男の子達の表情がすごくすごく面白いのです。あせる顔、泣きだす顔、悩む顔、そして嬉しそうな顔!本人達はいたって真剣、でも母親目線としては可笑しくて仕方がありません。一人ひとりの性格まで映し出しているようです。今どき「カミナリじいさん」という存在もいいですよね。
この夏、大推薦の一冊です!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
★新刊の発売を記念して、作者のくすのきしげのりさん、絵を描かれている福田岩緒さんが
直筆サインを描いてくださることになりました!
◆谷川俊太郎さんの直筆サイン本入りセットが再び登場です!
去年の夏、「ことばとかずのえほん」シリーズを絵本ナビメルマガで特集した際に販売しました谷川俊太郎さんのサイン本入り4冊セット。
大好評のうち、あっという間に完売してしまいました。今回、再び谷川俊太郎さんが絵本ナビ読者のために直筆サインを描いてくださいました!!これは嬉しいですね。まずは絵本の紹介から・・・。

40年前に堀内誠一が描いた絵本のイラストに、2010年、谷川俊太郎が新たに詩を書き下ろしました。
かたつむりがおさんぽしながら1から10まで数える、美しくて楽しいかずのえほんです。
←谷川俊太郎さんのインタビュー記事はこちらから
★好評だった前回特集の際の直筆サイン本を、再び谷川俊太郎さんが描いてくださいました!
◆岸田衿子さん&堀内誠一さんのキュートな絵本がぬいぐるみになった!?
先月に突然流れた訃報に驚かれた方も多いのではないでしょうか。詩人・童話作家の岸田衿子さん。
その岸田さんと堀内誠一さんが取り組まれた絵本の中でもとびっきりチャーミングな主人公が登場するのがこちらの絵本。

赤をテーマにした絵本で、赤いカニを主人公に、朝日がのぼり夕日が沈むまでの海辺の一日をダイナミックに表現しています。
リズミカルで想像力をかきたてる豊かな文章にあわせて、絵本のなかをあちこちと動き回る、かわいいかにこちゃん。かにこちゃんに打ち寄せる波しぶきや、燃えるような赤い夕日など、魅力あふれる絵でかにこちゃんの一日を描きます。
★かにこちゃんがぬいぐるみになっちゃいました!
大きなはさみと真っ赤な体がチャームポイントの「かにこちゃん」が、絵本からそのまま飛び出してぬいぐるみになっちゃいました。指を入れる部分があるので、指人形として絵本と一緒に楽しむことができます。
こちらは、くもん出版さんで販売されている他はなかなか手に入らない貴重な商品です。
堀内誠一ファンは是非チェックしてくださいね!!
★絵本「かにこちゃん」と「かにこちゃんぬいぐるみ」をセット販売します!
◆絵本作家にしむらあつこさんのほんわか子育て日記。おまけ付きで販売します。
『ゆうびんやさんのホネホネさん』シリーズなどでおなじみの、絵本作家にしむらあつこさん。
著者の息子さん・ホットちゃんの5年間にわたる育児の記録を、愛らしいイラストとほんわかエピソードで綴ります。
★オリジナル身長計とメモ帳のおまけ付き。
◆その他、5月の気になった新刊をピックアップ、ご紹介します。

さぁさ、妖怪好きな子ども達はいらっしゃーい。
ろくろくびからこなきじじ、いったんもめんやくちさけおんな。
あの有名な妖怪達が総登場!あれ、でも何か雰囲気が楽しそうですよ。
「ロックロックビ楽器店」「ひとつ目メガネ時計店」「ざしきわらし不動産」。
そう、ここは妖怪横丁。妖怪たちが思いっきり生活を営んでいるのです。
まだまだありますよ、「やまんば産婦人科」「クラブゆきおんな」・・・なかなか勇気の必要な店構えも。
さて、そんなところに迷い込んだのは人間の子。無事に戻ってこれるのかな?
小さな子でも楽しめるとっても明るい(!)妖怪絵本。でもかなり見応えありますよ。表紙裏には名前もついています。
これをきっかけに興味を持ってしまいそうな、妖怪入門編としても活躍しそうですね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

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「たかこ」
童心社「第2回絵本テキスト募集」優秀賞受賞作品がこちら。
ある日、ぼくのクラスに転校生がやってきた。名前は「たかこ」。
たかこは平安貴族の格好をして、「いと はづかし」なんて昔の人みたいなことを言う。
こんなに個性的な転校生、かつて見たことない!!ですよね。わくわくしますよ。
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「ぼくもおにいちゃんになりたいな」
「ロッタちゃん」ファンにはたまらない、リンドグレーン&画家ヴィークランドの絵本です。
ひとりっ子だったペーテルは妹ができて大喜び。赤ちゃんは小さくて、なんてかわいいんでしょう。
でも、しばらくすると…おとうさんもおかあさんも、赤ちゃんにかかりきり。
あれ?ロッタちゃんの持ち物が登場しているような・・・。お楽しみに!
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「ハスの花の精リアン」
湖に一人で暮らす、貧しい漁師のローおじさん。ある嵐の日にもらったふしぎな種からハスが生え、花の中から、リアンという少女が現れました。
でも、リアンの魔法でおじさんの暮らし向きがよくなったのを、欲ばりな姫が知り…?
『ウェン王子とトラ』『この世でいちばんすばらしい馬』の作者チェンの美しい大型絵本。
※『ウェン王子とトラ』がついに全ページ試し読み公開となりました!! >>> |
★その他にも・・・
(2) 特集2・・・まなびナビからも新刊のピックアップ!
そろそろ梅雨前線が近づいてくる季節。
雨でおうちの中で過ごす時間が増えるから、そんな時間を利用して、ことばや行事を学ぶのに役立てていただける本を
新刊からピックアップしてみました。
◆いろいろなことばを知ることで、晴れた日にそとへでかける楽しみ倍増!
★幼児向け
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楽しみながら450のことばにであう知育絵本
「みつけてごらん!はじめてのことば」
動物、乗り物、家にあるもの…たくさんのことばに出会える知育絵本。
親子で一緒に遊びながら、発見と喜びを繰り返し、学びに役立つ1冊です。 |
★幼児向け
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「こども
もののなまえ絵じてん」
幼児の「これ、なあに?」に答える人気の絵じてんに小型版登場!
食べ物、乗り物、動植物など2100語も収録! |
★小学生向け
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季節を知る・遊ぶ・感じる
「6月のえほん」
梅雨、夏至、父の日…6月の行事や自然、旬の食べ物、遊びなどを絵で楽しく紹介!
6月という季節を感じながら学習にも役立つ絵本です。 |

(3) 絵本クイズ・・・クイズに答えてポイントゲット!!
前回は、電車絵本特集より『新幹線のたび』からの出題でした。
表紙に登場していないものは・・・
・・・Dの 錦帯橋、でした。
さぁ、今週の問題です。
正解者の中から抽選で
1名様に絵本ナビポイント500ポイントプレゼント
20名様に絵本ナビポイント50ポイントプレゼント
しちゃいます!!
【問題】 (難易度★☆☆☆☆
)
ちいさないきものじっちょりんは、人間の気付かないところでは、せっせと野の花の種を植えて歩きます。
街を歩いていても、あんなところやこんなところに小さな可愛い花が咲いているのは、もしかしたら
じっちょりんの仕業なのかもしれませんね。
さて、問題です。“わっはっは ようちえん”の門の向かいのフェンスの隙間に咲いているオレンジ色の花は何というでしょう?
(ヒント:全ページ試し読みをじっくり見てみてね。)
前回のクイズのポイント獲得当選者はこちらの方々です。
☆1等(1名様)☆ 500ポイント進呈
「リュミエール」さん
☆2等(20名様)☆ 50ポイント進呈
「hotow」さん、「Mica(⌒▽⌒ノ」さん、「アロマグレース」さん、「ケイチッチリン」さん、
「こっこっこ」さん、「さみはさみ」さん、「しいら☆」さん、「チェリーガーデンママ」さん、
「どまどま」さん、「なますか〜る」さん、「にょろきょろ」さん、「ぽんたとおーちゃん」さん、
「みどるみきー」さん、「みゃんみゃ」さん、「わたこ」さん、「亜守華」さん、
「黒ステップ」さん、「四パパ」さん、「汐見台3丁目」さん、「宝船子」さん
また次回もお楽しみに!
(4) 編集後記
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