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(1) 特集1・・・天国のお父ちゃんへ僕からの手紙『てんごくのおとうちゃん』
◆『てんごくのおとうちゃん』みどころのご紹介です。
お父さんとのエピソードが一つ一つ大切に綴られている、長谷川義史さんの渾身の一作『てんごくのおとうちゃん』、どんな内容なのでしょう。まずはみどころからご紹介します。
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「てんごくのおとうちゃん」
作・絵:
長谷川 義史
出版社:
講談社
税込価格:
\1,575
(本体価格:\1,500)

内容の詳細はこちらからどうぞ >>> |

「はいけい、てんごくのおとうちゃん、げんきにしてますか。」
今は天国にいるおとうちゃんとのエピソードを一つ一つ思い返していく僕。
遊んでくれたこと、怒られたこと、すごいなぁと思ったこと。少ないけれど、どれも全部大切な思い出。
小さい子どもの口から語られるそれらを聞いていると、何だか切ないような、悲しいような・・・。
胸を締め付けられる様な思いをしている大人をよそに、絵本の中の僕は言うのです。
「ぼくより おとうちゃんが かわいそうなんとちがうやろか。」
それを聞いてはっとします。子どもというのは、大人が思っている以上に目の前の事実を受け止める力があるのかもしれない。
実際の経験をもとに描かれたという作者の言葉は、とても力強く頼もしいメッセージを伝えてくれます。子どもにとって好きな人というのは、ちゃんと心の中で生きているという事を教えてくれるのです。何より僕の笑顔が物語ってくれています。
そして、更にこの絵本を子ども達がとても自然な形で読み、受け入れていく姿にもまた驚かされます。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
◆担当編集者の方からのコメントをご紹介します!
講談社創業100周年記念出版の絵本の一冊として、長谷川さんに作品を依頼された講談社の担当編集の方よりコメントを寄せて頂きました。
この作品が生まれるまでのエピソードというのも、この作品に興味が惹かれる理由の大きな一つなのかもしれません。
<編集者の方からコメントを頂きました!>
長谷川さんにお願いをした、最初のときから、「おとうちゃん」というキーワードは出ていたように思います。今回の絵本は、「笑い」と並ぶもうひとつの長谷川さんの持ち味、「しみじみあったか」でいきたいです。そんな、ものすごくざっくりとした方向性だけ話していたら、「おとうちゃんはどうかな」と。小学生のころに亡くなった父のことを、いつかきちんと絵本にしたいと思っていた、という言葉をきいて、もうその場で、「それでいきましょう」と決めていました。
絵本のラフができあがるまでに、長谷川さんはご自身の講演会で、『てんごくのおとうちゃん』のベースになるお話を、ライブ紙芝居(長谷川さんが話しながらその場でどんどん絵を描いていくもの)にして何度かやってみたそうです。しばらくして、「ラフができたよ」と連絡をもらい、初めて『てんごくのおとうちゃん』を読んだときは思わず泣きそうになりましたが、けして「しんみり」ではないところが、このお話の底にある強さ。「しみじみあったか」をこえて、静かに力がわいてくるような作品だと思います。
◆作者の長谷川義史さんにインタビューしました!
お待たせいたしました!長谷川義史さんへのインタビュー記事をご紹介します。
講演会の合間の、とても貴重なお時間の中始まったインタビューは少し緊張してしまったのですが、長谷川さんはこの絵本への想いやお父様との大切なエピソードを一つ一つ本当にじっくりと丁寧に語ってくださいました。
最後にはとても嬉しいコメントも!
お楽しみください。

長谷川義史さんへのインタビュー記事はこちらから
◆直筆サイン本の販売です。
★今回『てんごくのおとうちゃん』の発売を記念しまして、長谷川義史さんが直筆サインを描いてくださいました!
数量限定50冊です。ご希望の方はお早めにどうぞ・・・。

素敵なイラストいりのサインを描いて下さる長谷川さんのサイン本は
いつも大人気なのです。

「てんごくのおとうちゃん」
長谷川義史さん 直筆サイン本です。
「てんごくのおとうちゃん」サイン本 今すぐ購入される方はこちら >>>
◆『てんごくのおとうちゃん』に寄せて、長谷川義史さんのコメントです。
『てんごくのおとうちゃん』に寄せて、長谷川義史さん手描きのメッセージをご紹介します!
(講談社の冊子「子どもの本通信dandan19号」の100周年記念出版絵本の特集用に描かれたものだそうです。)

(C) 長谷川義史 (講談社「子どもの本通信dandan19号」より)
大きくご覧になりたい方はこちらから >>>
◆長谷川義史さんの絵本の世界
それでは改めて、長谷川義史さんの絵本の世界をご紹介します!人気の作品がたくさんありますが、並べてみると
様々なタイプがありますね。
子ども達にはもちろん、ママやパパ達の間でもその魅力の虜になってしまっている方が多いようですよ。
★子ども達に大人気!おもしろ系絵本
大阪の人として本領発揮!?の笑える絵本は理屈抜きの面白さ。

「いろはのかるた奉行」
ことわざをいろはかるた形式で紹介しているのですが、ダジャレでことわざを変形させた奉行のいろはかるたが痛快です。かるたの絵も見逃せません。よく見ると隅のほうに笑いのツボが隠れていたりします。見落としてはいけないと、必死でした。(笑)
(こりえ♪さん 30代・ママ 神奈川県厚木市 女2歳)
★こちらはママやパパにも大人気!しみじみあったか系絵本
★飛び出す、探す、早口言葉!遊べます。
★小さな子でも笑えます。
※絵本の内容詳細は画像をクリックしてください。
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(2) 特集2・・・今年で創業100周年!講談社記念出版絵本とは?
今までも何度か触れていますが、『てんごくのおとうちゃん』は講談社創業100周年記念出版の絵本の一冊として描かれました。
ではその講談社創業100周年記念出版というのはどういうものなのでしょう?
◆講談社創業100周年記念出版 書き下ろし100冊
2009年12月17日に100周年を迎える講談社では、それを記念して、文芸書、児童書、ノンフィクション、学芸書を中心にした「書き下ろし100冊」の刊行をスタートされたそうです。
刊行期間は2008年11月から2010年11月までの2年間。
←講談社HP 書き下ろし100冊特集ページはこちらから
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2008年11月にその先頭を切って、絵本の部署からは「100年読み継がれる絵本」をコンセプトに、
『エゾオオカミ物語』『えほんのこども』『とうさんのあしのうえで』『てんごくのおとうちゃん』の4作品を出版されたそうなのです。
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講談社HP内特集ページはこちらから >>>
◆100年愛される絵本展
講談社100周年を記念して創作された4冊の絵本の原画展が開催されるそうです。
『エゾオオカミ物語』『えほんのこども』『とうさんのあしのうえで』『てんごくのおとうちゃん』の4作品の絵本原画が一堂に揃い、あべ弘士、荒井良二、いもとようこ、長谷川義史各先生方の渾身の作品を鑑賞できる絶好の機会をお見逃しなく!
会期初日には、長谷川義史、荒井良二両先生のギャラリートークも催されるそうですよ。
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詳しくはこちらからどうぞ >>>
(3) 絵本クイズ・・・クイズに答えてポイントゲット!!
前回は、空を見上げたくなる絵本、accototoさんの最新作『きょうのそらはどんなそら』からの出題でした。
こねこが見つけた雲のかたちは・・・
・・・Bの自分に良く似た猫の形、でした。
さぁ、今週の問題です。
今週は、特集でピックアップした作品『てんごくのおとうちゃん』から出題します。
正解者の中から抽選で
1名様に絵本ナビポイント500ポイントプレゼント
20名様に絵本ナビポイント50ポイントプレゼント
しちゃいます!!
【問題】 (難易度★☆☆☆☆
)
天国のおとうちゃん、元気にしてますか。
幼いころに亡くした父との、少ないけれど大切な思い出が描かれている『てんごくのおとうちゃん』。
その中のエピソードの一つ、ひこうきのショーを見に行った帰りに、お父ちゃんが買ってくれた食べ物はなんでしょう?
(ヒント:長谷川さんへのインタビュー記事を読んでみてね。)
前回のクイズのポイント獲得当選者はこちらの方々です。
☆1等(1名様)☆
500ポイント進呈
「まりもりお」さん
☆2等(20名様)☆
50ポイント進呈
「Happy♪Clover」さん、「あいあいあいこ」さん、「いーめい」さん、「おしん」さん、
「ガーフィールド」さん、「キキ・ララ・ラブ」さん、「キャッチ」さん、「グルミットママ」さん、
「けろぎろ」さん、「コーヒープリンセス」さん、「シャリー」さん、「しろくまちゃんのママ」さん、
「ススワタリ」さん、「たぁママ」さん、「タモツ」さん、「はぐみママ」さん、
「ムスカリ」さん、「やっぱりプーさん。」さん、「ヨーコさん」さん、「ラテ子」さん
また次回もお楽しみに!
(4) 編集後記
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