ぼくは5歳。幼稚園のたんぽぽぐみです。 おとうさんは38歳。おじいちゃんは72歳、白いひげが生えています。 「ねえ、おじいちゃん、おじいちゃんのおとうさんは どんなひと?」 おじいちゃんは、ぼくにひいおじいちゃんと、ひいひいおじいちゃんのことを教えてくれます。 「ねえ、ひいひいおじいちゃん、ひいひいおじいちゃんのおとうさんはどんなひと?」 さあそこから、どんどん時代がさかのぼります。 ひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひい・・・・・・・・。
「ねえ、おじいちゃん。おじいちゃんのおじいちゃんはどんなひと?」 5歳の男の子の素朴な質問から、時がどんどんさかのぼる。 おじいちゃんからおじいちゃんへ、そのまたおじいちゃんへ……。 そしてたどり着いたところは、原始時代! 「ぼくのおじいちゃんはおさるさんなの?」 大胆な構図とユーモラスな仕掛けで、読むものを引きつけ、笑いを誘う、長谷川義史の初めての絵本です!
【安藤パパ】 子どもの素朴なギモンから生れた何気ないテーマだが、ふと大人たちも、自分のルーツ、或いは「輪廻転生」を考えずにはいられなくなる哲学的な作品。 わが子を前に「ひぃひぃ」と読む様は傍目には恥かしく一瞬徒労感をも覚えるが、何遍も繰り返すうちに行間に歴史と宇宙を感じ、やっとたどり着いた最終ページの「 ある絵」には、子どもたちの力強い「未来」を信じ、感動すらしてしまう自分がいた。まったくもって「絵本ってスゲーな」と思える一作だ。
元を正せば人間が猿だったってわかっているけど... 次男に読んだら大笑いしてました。 今度学校の読み聞かせで読んでみようと思いますが、全部『ひい』を言えるかな(笑) (ビッキービッキーさん 30代・ママ 男の子10歳、男の子8歳)
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