おれたちともだちシリーズと同じ絵師とは思えない表現力
お話の内容は、現実から離れた異次元の話。
違う世界線で起きていることだけど、絵本にすると幻想的に受け取ることができる。
子供の頃、そんな絵本に触れた記憶は
浦島太郎とか人魚姫。
アニメで言うと千と千尋の神隠し。
人間界とは違う世界がある事を教えてくれる。
大人になって、そんな世界が本当にある事を私は体験してしまっていて、こういう作品への理解度が深まっていく。
その世界に触れると現実世界と異世界
一度に2度楽しめて、とても楽しい。
どちらにも偏り過ぎないよう、バランスを保つ事が大切だと学んだ。
この物語の主人公の少女も異世界にいつづけず、すごい勇気で現実世界を作り出したので、クライマックスは圧巻だった。よくやったね…そのまっすぐな正義感は子ども特有かもしれない。
純粋なエネルギーを感じた。
そして何よりこの幻想的な絵が、あの「おれたちともだちシリーズ」と同じ降矢ななさんだなんて信じられない。
全くの別人級なタッチ、世界観、仕上がりに脱帽した。
それはチェコの民話へのリスペクトも感じられる。
多面的な表現ができる降谷ななさんが憧れの存在になった。
現実世界だけだといき詰まる事が人間やっているといつかくる。異世界で起きている事を回収すると、なぜそんな事が起きてるのかとか、ある時はとっておきのアイテムや守護動物と出会う事ができ仲間になってくれたり、現実世界をサポートしてくれる。(RPGゲームの世界と同じような感覚)
そうやって両世界とうまくバランスを取って生きることができると言う事、この絵本は異世界を否定せず、そっとそこで、その扉を開ける日が来るのを待ってくれているような存在。
子どもに読むなら年長さん向け。
異世界の作品は想像力が増し、普段使ってない思考回路が刺激されるので、子どものうちに触れる機会が
あるといい。そして大人になって、どんなふうに感じるかというのも醍醐味だと感じる。
投稿日:2026/10/07





































































































































































































