(1) 特集1・・・ いわむらかずおさん待望の新シリーズ!
多くの魅力的な登場人物(動物?)を生み出されてきたいわむらかずおさん。新シリーズの主人公となったのはこんなに小さな兄妹です!
◆いわむらかずおさんの最新刊『ふうと はなと うし』ってどんな絵本?
<著者より>
野に生きる子うさぎ「ふう」と「はな」の毎日は、驚きと発見に満ちた冒険の日々です。自然からたくさんのことを感じ取り、いのちの仕組みを学んでいきます。私の美術館がある「えほんの丘」の活動のなかから生まれた一冊です。

「14ひきのシリーズ」で親子代々魅了し続けている絵本作家いわむらかずおさん。
待望の新シリーズの主人公は野うさぎの兄妹「ふう」と「はな」。
小さなふたりの子うさぎが広い野原に駆け出していきます。そこで出会ったのは・・・大きな大きな牛のおばさん!ふたりはくさかげでじっとうずくまります。危険から身を守る一番の方法だとおかあさんに教えられているからです。小さなふたりの視界に足、鼻、顔・・・と、牛のおばさんが徐々に姿を現していく場面からは緊張感と驚きが手にとるように伝わってきます。
でも、おなかの中にあかちゃんがいることを知り、少しずつおばさんに興味を持ち始める「ふう」と「はな」。子どもならではの方法でたくさんの発見をしていきます。こんな風に子どもは色々なことを学んでいけるのですね。
柔らかな線とあたたかな色合いは子うさぎの可愛らしさや牛のおおらかさを引き立たせ、空の広さや地面の近さは子どもの頃の感覚を思い出させてくれます。そして、まるで絵本の中から風が吹いてくるような優しい風景。これから「ふう」と「はな」にはどんな出会いが待っているのでしょう。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
◆作者いわむらかずおさんへのインタビューが実現しました!
1998年栃木県馬頭町(現・那珂川町)に「いわむらかずお絵本の丘美術館」を開館され、美術館の周辺にひろがる
里山のフィールド「えほんの丘」にくらす生きもの達に囲まれて創作活動をされているといういわむらかずおさん。
「いわむらかずお絵本の丘美術館」の詳細はこちらからどうぞ >>>
新作『ふうと はなと
うし』も「えほんの丘」での活動の中から生まれたのだそうです。是非同じ空気を味わいながらお話をお伺いしたい・・・
という私達の希望を受け入れてくださり、「いわむらかずお絵本の丘美術館」でのインタビューが実現しました!!
新作の主人公となった野うさぎとの出会いのエピソードや新シリーズへ込めた想いなど、ひき込まれてしまうお話がたっぷり!
更に一緒に探索をしてくださったいわむらさんの姿も見逃せません・・・お楽しみください。

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いわむらかずおさんへのインタビュー記事はこちらから
◆最新刊の発売を記念して直筆サイン本を販売します!
特集を記念して、いわむらかずおさんが直筆サイン本を描いてくださいました!
数量限定商品です。購入ご希望の方はお早めにどうぞ・・・。
◆更に深く『ふうと はなと うし』を楽しみたい方へのオススメ本!
新作『ふうと はなと うし』、更には他のいわむら作品がどんどん読みたくなってしまうエッセイ集。
自然や生きものを観察することの面白さが心底伝わってくる名著ばかり、おすすめします。
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「えほんの丘スケッチブック」
「えほんの丘」で創作に励む絵本作家いわむらかずおが、そこに暮らす生きものたちとの出会いを描きとめた10年間の記録。
一つ一つの出会いを大切に丁寧に描き出しており、いわむら作品の魅力の秘密を理解することができます。
ノウサギのあかちゃんとの出会いのエピソードは必見! |
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「14ひきのアトリエから」
栃木県に引っ越された当時の事や、家族や自然のこと、創作の秘密などどのエピソードにもひき込まれてしまいます。
「14ひきのシリーズ」誕生秘話も!? |
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「風といっしょに」
畑やフィールドで出会う植物や動物たちを観察し、スケッチする。
それだけでどうしてこんなに面白い物語が展開してしまうのでしょう。 |
★こちらもオススメ。
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「シートン動物記 ワタオウサギのラグ」
ウサギのラグは、お母さんから生きる知恵を教えられます。ところが知恵を守らなかったとき、ラグに
危険が迫ります!ウサギの習性がよくわかる物語形式になっています。
シートン動物記ってこんなにおもしろかったんですね。 |
(2) 特集2・・・ いわむらかずおの絵本の世界
大人気のシリーズ「14ひき」を始め、他にもたくさんのシリーズ作品があります。
どの作品にも共通しているのは主人公のキャラクターの魅力。でもその表現はさまざまです。
まだ読んだことのないシリーズを発見をしてもらえたら嬉しいです!
◆世界で累計850万部を超えました!いわむらかずおさんの代表作「14ひきのシリーズ」。
子どもと外を散歩するようになって、この絵本の面白さを更に理解してしまいました。
外の世界でも、絵本の世界でも同じように発見と驚きを繰り返していくのです。
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「14ひきのひっこし」
おとうさん、おかあさん、おじいさん、おばあさん、そしてきょうだい10ぴき。
ねずみの大家族が自然と共に生きる絵本の世界です。
記念すべきシリーズ第1作目がこちら。
新しいすみかをもとめて、14ひきのねずみの一家の大移動。野をこえ、谷をわたって、着いたところは。
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「14ひきのシリーズ」の作品一覧はこちら >>>
◆子リスの兄弟ぱことぽろとぴこと体験する季節の変化。
実際に「えほんの丘」にも暮らしている子リスが本当に愛らしいのです!
一緒に、自然の季節の移り変わりを体験できる美しい絵本シリーズです。
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「まっかなせーたー」
森に冷たい風が吹き始め、リスの一家も冬の準備をする。
おそろいの赤いセーターを着た子リスたちは、森で赤いものを見つけながら、
季節の変化を感じていきます。

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「こりすのシリーズ」の作品一覧はこちら >>>
◆子どもから大人まですっかりとりこにしてしまった「こころやさしい哲学コント」。

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「かんがえるカエルくん」
シジミの顔はどこ? ミミズに顔はあるの?
考えこむカエルくんとネズミくんのはなし「かお」のほか、「そら」「ぼく」の3編。
ゆっくり、ゆったり、かんがえるほどに、
こころがなごみ、うれしくなってくるのです。この世界にはまってみてください! |
「かんがえるカエルくん」シリーズの作品一覧はこちら >>>
◆いわむら作品初期の傑作!絵本ならではの魅力にあふれています。

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「タンタンのずぼん」
ちょっとおおきすぎて困ることもあるけれど、ブランコや電車ごっこ、
それにもっとすごいこともできる吊りズボン。アイデア秀逸の絵本です。
このシリーズはどれもページをめくるだけで笑いがこみあげてきます! |
「タンタンのえほん」シリーズの作品一覧はこちら
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◆かえるのカルちゃんとエルくんの春夏秋冬!

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「カルちゃんエルくんねむいねむい」
カルちゃんは冬眠から覚め、春を満喫。
でも、エルくんはねむいねむい・・・
作家の自然への愛情が伝わってくる絵本です。
「冬眠」というキーワードが面白い! |
「カルちゃんエルくん」シリーズの作品一覧はこちら
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◆「えほんの丘」に暮らしている動物達が活躍する長編絵本シリーズもオススメ。

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「トガリ山のぼうけん1 風の草原」
天につきささるトガリ山のてっぺんをめざして、小さなネズミの若者がぼうけんの旅に出る。
絵と文でつづる長編絵本シリーズ。
シリーズを通して様々な出会いや出来事に出会っていき、やがてめざしていたトガリ山の
てっぺんで見えたものとは?小さなネズミにとってとてつもなく大きな冒険に思えるのですが、
目指すところは変わらない。トガリィの意思の強さはすごい、の一言。 |
「トガリ山のぼうけん」シリーズの作品一覧はこちら
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「根津あかね」
ゆうひの丘の生きものそれぞれが、冬への備えにいそがしい秋。
アカネズミのあかねさんにどんぐり泥棒の疑いがかけられ……まさか!?
「いわむらかずお絵本の丘美術館」のある「えほんの丘」を舞台にした、動物たちの物語。
読み応えあります。 |
◆その他にも・・・
こんな絵本もあるんです!
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「どこへいくの? ToSeeMyFriend」
『はらぺこあおむし』の作者エリック・カールが日本に訪れ、
いわむらかずおさんに出会い、意気投合したことから生まれた合作絵本!
日本語と英語パートが真ん中で出会います。
(裏表紙はエリック・カールさんの英語版で始まります。) |
(3) 絵本クイズ・・・クイズに答えてポイントゲット!!
前回は、秋のおすすめ絵本特集の中の『せとうちたいこさん
えんそくいきタイ』からの出題でした。
せとうちたいこさんがとった行動とは・・・
・・・Dの「わたしだって えんそくいきタイ」と自分の好きなところへ出発してしまう、でした。
たいこさん、かなり魅力的です。
さぁ、今週の問題です。
今週は、いわむらかずおさん「14ひきのシリーズ」の中の『14ひきのかぼちゃ』から出題します。
正解者の中から抽選で
1名様に絵本ナビポイント500ポイントプレゼント
20名様に絵本ナビポイント50ポイントプレゼント
しちゃいます!!
【問題】 (難易度★★☆☆☆
)
ある日、かぼちゃの種を手にしたおじいさんを囲んで、おとうさんが「種まきしよう」と提案するのは
『14ひきのかぼちゃ』。 みんなで土を耕して、かぼちゃの世話に奮闘、やがて収穫の秋を迎えます。
さて、最初におじいちゃんがかぼちゃの種を子ども達に何と言って説明したのでしょう?
前回のクイズのポイント獲得当選者はこちらの方々です。
☆1等(1名様)☆ 500ポイント進呈
「あいあいあいこ」さん
☆2等(20名様)☆ 50ポイント進呈
「OKA」さん、「あんれい」さん、「うさお」さん、「ぐうちょきぱあ」さん、
「ススワタリ」さん、「スターツアー」さん、「たらぽん」さん、「チェリーガーデンママ」さん、
「ちちちっち」さん、「ねこのバロン」さん、「ひつじぐみ」さん、「ふぃーの」さん、
「フルーツ」さん、「ぽこさんママ」さん、「まきんこまきまき」さん、「マロマロコ」さん、
「みゃんみゃ」さん、「ゆいてっしん」さん、「ラノン」さん、「柿の木」さん
また次回もお楽しみに!
(4) 編集後記
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