今は大人になっただれにでも、必ず「10才のとき」がありました。この本では、明治、大正、昭和生まれの7人の大人から、それぞれの10才のときを紹介してもらいます。夜道で父の帰りを待つ淋しい思い、野山を駆けまわった楽しい日々、戦争のときのひもじかったこと、町で映画を観る喜び、雪合戦のワクワク、夜のお祭り……さまざまな「10才」の光景が、西村繁男さん制作のジオラマでよみがえります。
絵本を読んだあとも盛り上がりました
これ、長いけどめっちゃおもしろいで!と子どもから紹介されました。
明治生まれ、大正生まれ、戦時中、戦後、様々な時代に生まれた人が10才だった頃の思い出話です。やんちゃで、男の子と一緒にひたすら遊びまわっていた。や、疎開先での思い出、働かなくてはいけなくて、小学校もろくに行けなかったあの頃。
時代や環境を考えれば大変な時期を、友達と楽しみ、かけまわっていた様子を想像すると、みんな同じ子どもだった頃があるのだと実感します。おばあちゃんの話を聞いているみたいで、とても読みやすくおもしろい。ママが10才の頃は…と、絵本を読んだ後も楽しみは続きました。 (みっとーさん 30代・ママ 男の子10歳、女の子8歳)
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