しんせつなともだち

しんせつなともだち

  • 絵本
作: 方 軼羣 (ふあん いーちゅん)
絵: 村山 知義
訳: 君島 久子
出版社: 福音館書店

在庫あり

税込価格: ¥1,320

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作品情報

発行日: 1987年01月
ISBN: 9784834001327

出版社のおすすめ年齢:3歳〜

おはなし

冬、雪が降り積もり、食べる物がなくなった子うさぎが食べ物を探しに出かけ、雪の中で2つのかぶを見つけます。
子うさぎは1つを食べ、1つをろばの家に持って行きますが、留守だったのでそっと置いて帰りました。食べ物を探しに出ていたろばが家に戻りかぶを見つけます。かぶがどこから来たのか、そしてどうしようか考えて、やぎに届けることにしました。ろばから山羊へ・・・。
そのあと山羊から鹿へとかぶは届き、鹿は子うさぎに届けることにします。
鹿がうさぎの家に行くとうさぎはぐっすり寝ていたので、そっとかぶを置いて帰りました。目を覚ましたうさぎはビックリ!
でも、すぐにわかったんです。親切な友達がわざわざ持って来てくれたってことが…。

しんせつなともだち

出版社からの紹介

食べものがない寒い冬のことです。お腹がすいたうさぎが、かぶをふたつ見つけました。ひとつだけ食べて、もうひとつを同じようにお腹をすかせているろばに届けますが、ろばは留守でした。うさぎはろばの家にかぶをおいていきます。家に帰ってきたろばは、かぶにびっくりします。ちょうどさつまいもを手にいれたばかりだったろばは、かぶを今度は山羊に届けます。思いやりの心をのせたかぶが、動物たちのもとをめぐる「ぐるぐる話」。

みどころ

食べ物のない冬、雪に中で2つのかぶを見つけた子うさぎ。
1つはすぐに食べ、もう1つは自分のために置いておくのではなく、友だちの所へ持って行ってあげます。
自分と同じように友だちもきっと寒さに震え、お腹をすかせているだろうと心配して、雪の中かぶを届けに行くんですね。他の動物たちも同じ気持ちで同じことを・・・。他人を思いやるやさしさにあふれたお話しです。
かぶを見つけた動物たちが「どこからきたのかしら?」と考え、次の友だちのところへかぶを持って行くくり返しを、子どもたちは単に楽しいお話しと思うかもしれません。年齢によって受け止め方も違うでしょうからそれでいいと思います。
何度も読むうちに、友だちを思うやさしい気持ちが、自然と子どもたちに伝わると嬉しいですね。
――(ひじり あい ;絵本ナビ オフィシャルライター)

ベストレビュー

雪の降る日のように静かに…

雪の降る寒い日ほど、温かさを実感できるように、しずかにしずかに、思いやりの気持ち、あたたかみが心にしみてくるような物語です。
中国の軍で実際にあった出来事を元に、子供向けのお話にしたと聞いています。
なかなか 現在の日本では 身近にありえないエピソードかもしれません。けれど、忘れてはならない大切な気持ちを、可愛らしい動物の絵とともに、子どもたちに静かに語りかけてくれる気がします。
小さい子供には、そこまで読み取ることは出来なくても、いつかまた大きくなって手に取った時、感じることが出来るはず。
いま、3歳を向かえ、これから社会へ飛び出そうとする娘が、おともだちっていいな…そう思って聴いてくれていたら嬉しいです。
(soyosoyowindさん 40代・ママ 女の子2歳)

村山 知義さんのその他の作品

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君島 久子さんのその他の作品

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