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うさぎのバニーぼうやがたずねます。 「ねえ、おかあさん、いいこって どんなこ?」
バニーの中から、たくさんの質問があふれてきます。絶対泣かない子がいい子なの? いい子って、強い子や怖がらない子のこと? 怒っているぼくなんて嫌い?それから……
おかあさんは、どの質問にも、一つ一つ丁寧にこたえます。泣いたっていいし、こわいものがない人なんていないし、怒っていても笑っていても、どんなバニーでも大好きだと。バニーはバニーらしくしているのが一番なのだとこたえるのです。
ぼうやとおかあさんの毎日は、もちろん色々なことがあるでしょう。いたずらをしたり、泣きわめいてたり、間違ったことをすることだって。おかあさんだって、怒ってしまったり、傷つけてしまうことだってあるのかもしれません。思うようにいかないものです。
だけど、いつだってまるごと受け止めてくれる人がいる。いつだって受け止めてあげたい気持ちがある。絵本を繰り返しよむことで、お互いのその気持ちが少しずつでも伝わるとしたら。それは、とっても大切で意味のある時間になるのだと思います。
「わたしたち みんなに」 この絵本の作者は、最初にそう言ってくれています。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
子ウサギのバニーは、いろいろなことが心配になって、次々にお母さんに質問します。 でも、お母さんはいつも子どもをまるごと受け入れて、「いまのまんまのバニーが大好き」と いってくれます。お母さんたちに大人気の絵本。
ママの心が軽くなる本
題名を見て、気になって手にとりました。ついつい毎日に追われ、娘を叱ってばかりの毎日。娘のためなのか、自分の自己中心的な怒りなのか区別がつかなくなっていた時、この本に出会いました。
いいこってどんなこ?とうさぎのぼうやがお母さんにたずねます。
うさぎのお母さんは大きな愛情で「あなたらしくがいちばんよ」と答えたとき、私の置き忘れていた娘への愛情が、ギュッと締め付けられる思いがし、涙が止まりませんでした。
娘のためと・・・ついつい厳しくなるばかりで、本当に娘のことを考えてあげれたのだろうか?と。娘のために大事なこと、注意することでもしつけることでもない、ただうさぎのあ母さんのように、ありのままの娘を認めて愛してあげる事なんだと。そう思うと急に心が軽くなり、娘との時間が尊く感じられるようになりました。
まじめすぎて、疲れてしまったお母さんに読んでもらいたい一冊です。 (さなさなさぁなさん 30代・ママ 女の子3歳)
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