気がつけば、地面のありを探していたり、ダンゴムシを集めていたり。そのうち、セミとりの名人になっていたり、カブトムシ探しのプロになっていたり。子ども時代に生まれる強い好奇心と虫への関心は相性ピッタリ。そんな虫が大好きな子どもたちにとっては、どんな絵本が面白いのでしょう。本格的な虫の絵本から、虫の習性や特徴がよく伝わってくる絵本まで、さまざまなタイプの「虫の絵本」を集めてみました!
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(「現代と保育 70号」より)
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おにいちゃんは、むしとりの天才。おにいちゃんといると、いつもの道にだんだん虫がいっぱい見えてくる・・・!身の回りに昆虫がいること、そして虫とりの楽しさを伝えてくれる絵本です。【4歳〜】
昆虫の大好きなこんちゃんは、森で見つけた特大のカブトムシの幼虫を、大事に庭で飼っていました。するとある晩、巨大なカブトムシが、地面から顔を出したのです…。 大好きなカブトが大きくなって、一緒に遊んだり、お風呂に入ったり。虫が好きな子ども達なら、きっと共感できるのでしょうね。【3歳〜】
世界的なベストセラー『はらぺこあおむし』の主人公はちょうちょの幼虫のあおむしくん。もりもり食べる食欲旺盛なところも、さなぎになるところも、実はとってもリアルな生態をもとにしているこの絵本。はじめて触れる虫の絵本にはぴったりですね。【0歳〜】
てんとうむしさんが歩いています。「てんとうむしさん、どこいくの?」とページをめくると・・・。シンプルな表紙に美しいてんとうむしの模様が目に飛び込んできますね。身近な虫の登場と、語りかけるような優しい言葉で小さな子でも味わえる絵本です。【2歳〜】
天敵カナヘビがやってきた!でもぼくにはひみつの武器があるんだ!生態をふまえながら、お話として楽しめる「かわいいむしのえほん」シリーズの一冊。かわいいながらも内容は結構本格的!【2歳〜】
小さな子ども達になぜか大人気なのはダンゴムシ。でもその生態は意外と知られていません。主食は落ち葉、時折コンクリートをなめるんですって!だから、都会にもだんごむしが沢山住んでいるですね。親子で「へえー」を楽しんでみてくださいね。【3歳〜】
「よし、おいらにまかせなっ。」
こんな男前な岡っ引き親分が(江戸らしき)町を舞台に大活躍する時代劇調絵物語。でもこの親分、男前だけど口が・・・そう、ここは虫の町、親分は蜘蛛なのです。
この絵本の魅力は、軽快に進んで行くお話の展開は勿論、何と言っても登場する虫達のこだわりの描写。虫マニアにはたまらない一冊でもあるんです。【3歳〜】
昆虫絵本の第一人者得田之久さんの1970年前後に出された傑作絵本シリーズが、新たな文章と細密画を加えられて出来上がったのがこちら。おおかまきりの誕生と成長の過程、そして、ときには仲間同士で共食いをすることすらある厳しい生存競争の様子を丁寧に描きます。昆虫ファンの子は必見!【4歳〜】
地中で暮らすセミくんの元に一本の電話が・・・「そうかい、いよいよ今夜かい」って何が起こるのかな?これは可愛い!そしてそそられる。かなり魅力的な1冊です。【3歳〜】
このインパクト!その名も「いもむしれっしゃ」、「虫が丘駅」を発車します。この表紙に反応してしまった子には、期待通りのムシムシワールドが広がっていますよ。でもかわいいので虫が触れない子でも楽しめます。途中で大グモが現れ、危機一髪! そこへかみきりレンジャーがやってきて・・・。【3歳〜】
場所は真夏のオオクヌギスタジアム!カブト組とクワガタ組の熱い戦いが今始まります。
ゆめのこんちゅうプロレス即ち「むしプロ〜!」色々な意味でお父さん達の少年心がくすぐられる一冊です。思いっきり実況中継風に楽しんでみてくださいね。【4歳〜】
むしたちと友だちになったらこんな感じ!?作者タダサトシさんの分身である主人公の「さっちん」と「オオクワくん」をはじめとする森の虫たちの交流を描いた作品です。 虫達と遊ぶ様子はちょっと圧巻されるけど、さっちんは、本当に楽しそう。虫を愛する子の世界が、垣間見れるようです。【4歳〜】
「やなぎむらのおはなし」シリーズから。虫たちの村に夏だけ限定の「ほたるホテル」が開業します。草野ベッドに蛍の光の気持ちのいいホテルは大人気です。ところが、そこに暴れ者のカエルがやってきて・・・。夜の柳の木に浮かびあがる「ほたるホテル」の幻想的な光。想像するだけでもうっとりしてしまいますね。【3歳〜】
ぱっと見ただけでも、こんなに色々な柄のイモムシくんがたくさん集まっていますが・・・なにやら会議のために集まっているようです。最初はみんな「そうですな、そうですな」と聞いていたのに、途中でけんかが始まりおおさわぎになり・・・。ユーモアたっぷりの楽しい絵本です。【3歳〜】
へえー、虫って、こんなにきれいだったの? ちょっと、本物を見てみようか。さわってみようか。こんな声がたくさん聞こえてきそうです。写真よりも絵の方が伝わることもありますよね。見事な細密画で描かれた図鑑絵本です。【2歳〜】
「せみとりめいじん」って響きがすごくかっこいいですよね。子どもだけどごんちゃんもセミ採りの名人なのです。初心者のてっちゃんにセミの採り方を教えます。虫採りに真剣になればなるほど、子ども達は命の尊厳について体で感じとっていくのだという事も感じられる一冊なのです。【4歳〜】
内田麟太郎&西村繁男のミラクルユーモアファンタジー作品!まもなくいもむし電車は発車いたします。ののたんののたん、ののたんののたん。おいけ駅でおりたのは、カエルにタガメにゲンゴロウ。昆虫はもちろん、弱虫泣き虫なんでも乗ってるんだって。【2歳〜】
舞台は夏!おてんばみつひめさまは、おっちゃんばちに連れられて、こっそり夏祭りに出かけます。おでん、やきそば、かきごおり。楽しいものがいっぱいで、みつひめさまは大はしゃぎ! ところが、花火の直前ににわか雨が...。細かく見れば見るほど楽しめる、リアルな描写と凝りにこった小道具たちが魅力!とにかく色んな虫が登場していますよ。【3歳〜】
子ども達には大人気だけど、「地味」というイメージはぬぐえない。そんなだんご虫が、空を飛ぶマシンを作って、なんと空を飛ぼうとチャレンジします!たくさんの虫たちも登場します。この絵本を読むと、お母さんもだんごむしが少し可愛く見えてきます!?【3歳〜】
昆虫写真家の今森光彦さんにより、むしをうたった、切り絵の絵本。更に虫の切り絵で「あいうえお」と虫の名前も覚えられちゃいます。数え切れない程の写真を撮ってきた今森さんだからこその切り絵、これがかなり精巧で美しく、驚かされるのです。【4歳〜】
さあ、この顔を見て、虫の名前がわかるかな?次々に出てくる昆虫の顔のクローズアップ写真。どれも、迫力満点で、しかもユーモラスな顔です。全然違う視点から見る昆虫もまた興味津々。面白い!【4歳〜】
こちらは「顔」がテーマの「絵本図鑑」。カブトムシの長い角、トンボの大きな目、チョウのくるくるまいた口…など。昆虫たちのかおのヒミツに、迫力ある楽しい絵で迫ります。こんなに近くで見られることなんて、そうそうないですよね。【6歳〜】
“はじめての虫図鑑”にぴったり!「とびら」を開くと隠れていた虫が飛びだしだり、巣の中がのぞけたり。子どもたちの大好きな虫の世界を、楽しい仕掛けときれいな写真で紹介しています。たくさんの仕掛けを楽しみながらいろいろな「はっけん」をして遊べる絵本図鑑。【2歳〜】
1年の300日以上をフィールドですごす昆虫写真家の、12年に及ぶフィールドノートとともに、その時々に見られた昆虫の不思議な生活、驚きに満ちた行動を1700枚の写真により紹介。百聞は一見にしかず!昆虫の美しさと面白さがぎゅっと詰まっています。【6歳〜】
地下の暗黒世界に広がる宇宙と、そこに生きる小さな虫の大きな一生。そして、おなじ地平で変わりゆく人間たちの社会を濃密に描き出した怪作。『つちはんみょう』で小学館児童出版文化賞を受賞した著者が、取材に約10年を費やした渾身の絵本。
カマキリの 200匹のあかちゃん。大人になれるのは、そのうちの何匹だと思う? 虫好きの子はもちろん、虫がちょっぴり苦手な子も夢中になる、本格的な昆虫絵本。ふだんじっくり見ることのできない虫の自然な姿を、じっくり観察することができます。