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はらぺこあおむし |
作品情報
発行日: 1976年05月
出版社のおすすめ年齢:5・6歳〜 |
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▼ 絵本とあわせて、贈り物にも自分用にも♪
世界中で愛されている、エリック・カールの代表作『はらぺこあおむし』。
にちようびの あさ うまれた ちっぽけな あおむしは、 おなかが ぺっこぺこ。
【金柿パパ】
本が大好きな子に育ちました今日、とっても久しぶりに開いたこの絵本の1ページ目に小さな破れ目を見つけました。 さっそく修理用のテープで貼り合わせました。 絵本のページにテープを貼るのは、いつ以来でしょう。 子どもたちが小さい頃は、しょっちゅう色んな絵本のページを 貼り合わせていました。今はもう子どもたちも大きくなり、 本のページが破れるようなことは殆ど無くなりましたが。 「はらぺこあおむし」が初めて我が家にやってきたのは 上の子がまだ生後2カ月だった頃。 初めて自分の子どものために買った絵本です。 これが“ファーストブック”と言うのでしょうね。 (その頃は、私はそういう言葉は知らなかったのですけれど。) 生後2カ月といえば、まだコロンとベッドに寝ているだけの時期でしたが 私は「自分の子どもに絵本を買ってあげた!」ということが なんだかとても嬉しくて 何度も何度も私の赤ちゃんの顔の前に絵本を持って行っては せっせと読んであげていました。 私の赤ちゃんは、泣きもせず、笑いもせず、 ただただ不思議そうな顔をして、ひたすらじーっと絵本を眺めていましたっけ。 いつしかこの1冊は、私の赤ちゃんのお気に入りの絵本となりました。 ハイハイできるようになると、棚からこの絵本を引っ張り出して片手に掴み、 絵本をバッタンバッタン言わせながら必死にハイハイして私のところに来ては(絵本を持ったままハイハイするのって、とっても大変そうだけど、その姿はとっても可愛かったです) 『読んでー!』とせがむようになりました。(まだまだ言葉では話せませんでしたが。) そのたびに、何度も読んであげました。 そのうち言葉らしきものが話せるようになると、 はらぺこあおむしが泣いている場面では、自分も一緒に「えーん、えーん」と言って泣き真似をしてみせるようになりました。 くだものに開いた穴はもちろん大好きで、もう少し大きくなってからも このページにくると、必ず全部の穴に指を入れていましたね。 おかげで「きんようび」と「どようび」のページなんて、 どの穴もヨレヨレです。 本当に、あきれるくらい何度も何度も親子で楽しんだので あっちのページ、こっちのページ、いたるところセロテープだらけです。 そのうち下の子が生まれ、 下の子もやっぱりこの絵本が大好きで セロテープはますます増えました。 今はもう2人ともずいぶん大きくなり、この絵本を開くことはなくなりました。 それでも私はごくたまに、こうして 一人で「はらぺこあおむし」を開いては あの懐かしい日々を思い出しています。 ページはあちこちしわしわで、貼られたセロテープは黄色に変色してしまっているけれど 開くたびに「この絵本は我が家でたっぷり愛されたんだな〜」としみじみ感じます。 うちの子どもたちはその後、色んな絵本に出会い やがて、絵本だけではない「本の世界」に羽ばたいていきました。 それはまるで「はらぺこあおむし」のストーリーそのまま。 我が子達が人生最初に出会った絵本が 「はらぺこあおむし」で、 とても幸せだと、今、この絵本を開きながら思います。 (R☆さん 40代・ママ ) |
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