小学館版 学習まんが人物館 平賀源内

絵:岩田 やすてる 出版社:小学館 ISBN:9784092702059
税込価格: ¥1,210
エレキテルを復元した江戸のマルチタレント
「新学習まんが人物館」の第6弾として、大河ドラマ『べらぼう』でも大活躍した平賀源内が登場します。
静電気発生装置「エレキテル」の復元に成功しただけでなく、タルモメイトル(温度計)や量程器(歩数計)などを製作。日本初の博覧会「薬品会」をプロデュースし、その成果をまとめた百科事典『物類品隲』を作成。さらに戯作・浄瑠璃本を執筆し、西洋画『西洋婦人図』を描き、陶器『源内焼』を生み出し、「土用の丑の日にうなぎを」と商品にキャッチコピーをつけるなど、多岐にわたる活躍をした平賀源内。江戸幕府の老中・田沼意次に才能を高く評価された彼は、鉱山開発などを命じられ、各地の鉱山に出向いています。
いったい源内のモチベーションはどこにあったのか?
源内には、日本の産業を強くしたいという、一途な思いがあったのです。明治維新よりも百年以上も前に「殖産興業」を考えていたのです。
そして物語の語り手は、あの蔦屋重三郎。
版元として源内を慕っていた蔦谷の軽妙な語り口で、源内の魅力的で数奇な人生を紹介します。
【編集担当からのおすすめ情報】
2024年、世界最大の工学専門学会「電気電子技術者協会(IEEE)」は、源内のエレキテルを歴史的偉業として、「マイルストーン賞」に認定しました。 ついに世界も源内を認めたのです。
この本の解説は、2013年に『平賀源内の研究 大坂篇』で医譚賞を受賞された,日本女子大学教授の福田安典先生。
まんがは、学習まんが人物館『伊藤博文』『渋沢栄一』『高杉晋作』などを手がけた岩田やすてる先生です。