« メルマガ バックナンバー
◆@絵本ナビ 限定セット 宮西達也さん「にゃーご」名入れサイン本&パペット 販売です!(2008/1/9)
| トップページに戻る | ●●特別企画 よしながこうたくさん「飼育係長・制作日記」●●
 【2】日記スタート!まずはタイトルから・・・。 »

●●特別企画メイキングレポート「絵本ができるまで」●●
【4】印刷、製本、そして・・・。

今朝、保育園に送ろうと、自転車に乗せる前に息子がひとこと。
「じてんしゃくんは どこから きたの?」
???
どんな質問?・・・しばらく考えてから、あーそうか!
昨日の夜読んだ「森のイスくん」からきてるんだね。
取りあえず「うふふふ」と笑って答えておきました。(時間もなかったしね。)
また、帰ってきたら一緒に考えてみましょう。

さて前回は、「入稿」から「下版」までをご紹介しました。
要するに、ほぼ原稿内容は決定しているのですね。
  
という事で、次はいざ印刷!
後は、印刷所で刷るだけ・・・なのかと思いきや、
ここでも刷り上りの「色味」のチェック。微調整。

編集の津田さんも立ち会います。
印刷所のオペレーターさんとやりとりしながら、色味の指示を出していきます。

DSCN0146blog.jpg

↑色校正と印刷されたものを比べながら、チェックする津田さん。
真剣です。(当たり前ですね。)鬼気迫るものが・・・


オペレーターの方はボタンで色味の調整をしていくそうです。
(主に濃淡の指示など。)
昔は、インクの量などを殆ど感覚で調節して。職人技ですね・・・。
いかに苦労していたか、容易に想像できます。
作家さんによっては、ここで立ち会う方もいらっしゃるようですよ。
職人さんを怒らせるも、一歩も譲らない作家さん。
こんな図も、容易に想像できますね(笑)。

絵本を手許に取るとき、もう一つ気になる部分がありますね。
そう、表紙カバーと帯。こちらは、専門のデザイナーさんに依頼するそうです。
ちょうど「入稿」の時期と同時進行で「カバーと帯」のデザイン作業も進んでいたそうです。
原画の画像データをもとに、どの場面を表紙に使うか、
どの様にカットするか、
背表紙や裏表紙を含めたデザインはどうするか・・・。
また、帯というのも書店に並ぶと大分印象が変わりますよね。
こちらも最終的に印刷所で色味チェックをして刷り上げます。
今回は表紙に光沢(PP加工)を出すので、中味部分とは少し違う調整です。

DSC_1288.jpg

↑出来上がった「森のイスくん」のカバーと帯。

DSC_1303blog.jpg

↑カバー、帯かけるとこんな感じ。
帯をかけても表紙の絵の印象が変わらない・・・というのがポイントですね。


印刷所で刷り上った紙を「刷本」と言うそうです。
この刷本を製本工場にまわして、「製本」。
1枚で表4場面、裏4場面。合わせて8ページ分ある刷本を
「折り機」で折り畳み、1冊分になるように丁合して・・・
背の部分を針金で止め、余白を裁断し・・・などなどの工程が機会で
どんどん進んでいくようです。
ここで絵本の形として出来上がったものが出荷されていきます。

ここで、本当に完成―!!
津田さんお疲れ様でした・・・。

DSC_1300brog.jpg

・・・とここで、お知らせです。

*******************************************************************

来週1月16日(水)の絵本ナビのメールマガジンで、
「森のイスくん」発売記念特別企画を行います!!

*******************************************************************

通常、1月下旬に本屋に並ぶ予定となっている「森のイスくん」。
絵本ナビで、特別に先行発売が決定しました!
そして、もちろん作者石井聖岳さんの名入れサインが入りますよ!!
(ご希望の御宛名を入れてサインをして頂きます。)
石井さんと津田さんの前作「ぷかぷか」も対象本になりますよ。
詳しくは、来週お知らせしますね。お楽しみに・・・。
その前に。

moriblog.jpg
森のイスくん」立ち読みアップしましたよ。
まずは覗いてみてくださいね。

森に佇む「イスくん」は、大人の目で見ると明らかに異物・・・。
そんな彼を目の前にした森の動物達は、珍しがりながらも自然に遊び始めます。
口数の少ない「イスくん」ですが、彼のことをみんなで色々考えている様子は
本当に嬉しそう。                   → 続きはこちら

子どもに絵本を選ぶなら 絵本ナビ 子どもに本・教材を選ぶなら まなびナビ