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ぐるんぱのようちえん |
作品情報
発行日: 1966年12月
出版社のおすすめ年齢:4歳〜 |
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ぐるんぱは、とっても大きなぞう。
ぐるんぱは、ひとりぼっちの大きなぞうです。ビスケットやさん、靴屋さん、ピアノ工場、自動車工場……。ぐるんぱは、色々な仕事場で一生懸命に働きますが、つくるものが大きすぎて失敗ばかり。そんなときぐるんぱは、子どもがたくさんいるお母さんに出会います。子どもたちの世話をたのまれたぐるんぱは、とても素敵なものを作ります。それはぐるんぱが作った大きなものでたくさんの子どもたちが遊べる、すてきな幼稚園でした。
大人になって読み返してみるとわたしが幼い頃、すきだった絵本の1冊です。特に、ぐるんぱが大きな靴をつくっている場面と大きなお皿をプールにして子ども達があそんでいる絵は鮮明に覚えていました。 娘が生まれて絵本と触れ合う機会が多くなった今、書店でふと目にとまり娘のために購入しました。 懐かしい。でもそれだけじゃない。と思いました。 昔は感じなかった感情が溢れてきました。 これはぐるんぱの『自分さがし』の物語なんだ。 ぐるんぱは自分がどう生きるかわからない、考えない、行動できない。 仲間に背中を押されてやっと一歩踏み出す。 そのあと、ぐるんぱはいろいろなことを体験していく。 失敗を繰り返して、それでも次へすすんでいく。 最後にぐるんぱは気がつく。 今までやってきたことは決して無駄じゃなかった。 全てに意味があったんだ! なんだか人生がこの絵本の中にあるような気がしました。 娘は、昔のわたしのようにただ物語を楽しんでいますが、 いつか、娘なりの解釈でぐるんぱの人生を読んでほしいと思いました。 (みいここさん 30代・ママ 女の子3歳) |
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