ビアトリクス・ポターとかわいそうなテンジクネズミのはなし

ビアトリクス・ポターとかわいそうなテンジクネズミのはなし

  • 絵本
文: デボラ・ホプキンソン
絵: シャーロット・ヴォーク
訳: 石井 睦美
出版社: BL出版

税込価格: ¥1,650

  • ◆『見積書』は商品を買い物かごに投入後、作成いただけます。
  • ※かごに入れても商品の確保は完了いたしません。お急ぎの際には、お早めに購入手続きの完了をお願いいたします。
  • ※「取り寄せ注文する」の際には、出版社の在庫状況により、お取り寄せできない場合がございます。あらかじめご了承ください。

作品情報

発行日: 2016年06月20日
ISBN: 9784776407676

出版社のおすすめ年齢:中学年〜
27×21cm

みどころ

幼い頃に経験した動物との想い出は、大人になってもずっとずっと心に残っているものです。

この絵本に登場するビアトリクス・ポターは、動物がとても好きな女の子。
カナリヤ、アヒル、カエルやサンショウウオ、ヘビやカメ、もちろんウサギやネコまでありとあらゆる動物を飼っていて、家の中はまるで、動物園のよう!

その中でも、ウサギが一番のお気に入り。
彼女は、名前をベンジャミン・バウンサー、ピーター・パイパーと名付け、彼らをモデルにして絵を描くのが大好きでした。そう、そうです。ウサギの名前を聞いてピンときた方もいるでしょう。この絵本の主人公はなにをかくそう、世界中に読者がいるピーター・ラビットの作者なのです。

さて、子どもの頃に悪気はなくても、好奇心からむやみやたらに飼ってしまった動物に、ある日突然、悲しいことが起きてしまったという経験、ありましたよね。そんな時、あなたはどうしましたか。もちろん、これだけたくさんの動物を飼っていたポターですから、それはおそらく頻繁に起きていたのではないかと推測します。そんな彼女が、ある時おとなりに住むパジェットさんの飼っているテンジクネズミをかりたときにそれは起こりました。自分のペットではなく、しかもおとなりさんのペットにです。彼女は、その時一体どうしたのでしょうか。そしてその行動がまた時代を超えて驚きの真事実を生み出します。

瑞々しい水彩で軽やかに彩られたポターの様子や育った環境から、あれほど愛らしく人間よりも人間らしい、生き生きとした主人公たちを次々と生み出した彼女の創作の秘密が垣間見れます。動物に注ぐ惜しみない愛情やユニークな行動から、感受性豊かな彼女が見ていたものを感じとれる素敵な絵本です。この絵本を読んだら必ず、ピーター・ラビットを読み直したくなること間違いありません。

(富田直美  絵本ナビ編集部)

出版社からの紹介

動物が大好きなポターは、ウサギやトカゲ、カエルなどをいつも身近においてスケッチしていました。
時には、ほかの動物におそわれるものや、行方不明になる動物もいました。
ある時、隣の家から借りたテンジクネズミを不注意から死なせてしまいます。
いったいどうしたらいいのでしょう。
ポターは、テンジクネズミを返す代わりに一枚の絵をわたしますが……。
ビアトリクス・ポターの日記をもとにした創作絵本です。
彼女の動物への興味や、その才能が伝わってくる作品です。

ベストレビュー

恐ろしい出来事!

動物も生き物だから、ペットを死なせてしまうのはあると思います

が、やっぱりお隣のパジェットさんがとても大切にかわいがって

いるテンジクネズミを死なせてしまったのは、かなりショックを受け

たと思いました。それは、恐ろしい出来事だから、いつまでも悔い

て、当然だと思いました。
(押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )

デボラ・ホプキンソンさんのその他の作品

しょうこをつかめ! / ものがたりが うまれるとき / だいすきな先生へ / サリバン先生とヘレン―ふたりの奇跡の4か月 / ブロード街の12日間 / リンゴのたび

シャーロット・ヴォークさんのその他の作品

かあさん、だいすき / イギリスの野の花えほん / エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする / はじめましてねこのジンジャー / ねこのジンジャー / サティン入江のなぞ

石井 睦美さんのその他の作品

カフェ・スノードーム / なつのおそろいをつくりに / 飛ぶ教室 第76号(2024年 冬) / チクタク村はおおさわぎ / ふゆのあとには はるがきます / 魔女のマジョランさん ケンタの世界一まずいクッキー


PAGE TOP

  • 子どもに絵本を選ぶなら 絵本情報サイト 絵本ナビ
  • 絵本ナビスタイル 絵本から広がる子育て
  • 絵本の定期購読サービス 毎月お届け 絵本クラブ
  • 英語を絵本で楽しく学ぶ 絵本ナビえいご