ふうちゃんがひとりで、いいおかおをしていたら、「いいおかお、みせて」ってねこがきたんですよ。いぬがきて、ぞうさんがきて、みーんなでいいおかおしていたら、おかあさんが、おや、みんないいおかおねっていってくれて・・・。 『いないいないばあ』と同じコンビ、松谷みよ子さんが文を書き瀬川康男さんが絵を描いたあかちゃんのための本です。まつげをそろえておめめをつぶる、すましたような表情がたまらない。いいおかお、いいおかお・・・やさしい響きが印象に残ります。最後は、「ああ おいしいおいしい おいしいはどーこ」。顔いっぱいに「おいしい」お顔をしているふうちゃん、ねこ、いぬ、ぞうさん。幸福感がぎゅっとつまった絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
ふうちゃんが、いいおかお。ねこも、いぬも、まねっこして、いいおかお。ぞうさんまでやってきて。
最後は子供も一緒にビスケットをぱくり。
買ってから最初の1、2ヵ月は興味を持たなかった息子が、今マイブームになっているようです。
最初は一人でいいおかおをしているふうちゃんに、「ぼくだってできるよ」と、次々と動物が現れます。
ねこが増えて、いぬが増えて、ぞうが増えて・・・と1ページ毎に並んでる動物が増えるのが息子には楽しいようです。
また、絵の描き方も動物が増えているのがわかりやすいので、それも息子にうけている要因だと思います。
最後にみんなならんでビスケットを食べているページでは、「ああ、おいしいおいしい」と読むと、
息子が決まってみんなの持っているビスケットを食べようと、本に顔をつけてパクパクと、食べるようなそぶりをします。
他の本にも共通しているのですが、松谷みよこさんの本は、とても優しい日本語が使われているので、ぜひ赤ちゃんのうちから読み聞かせたい絵本です。 (rucchiさん 30代・ママ 男の子1歳)
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