アーティストやデザイナーがつくる絵本は、また一味違う!?
飾っても良し、贈りものにしても良し、大人のセンスを味わえる絵本をあつめてみました。アートに興味のある方は是非覗いてみてください。
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絵の具で描かれた青や黄色のまるが生き生きと動きまわり、絵本ならではの夢と感動をもたらしてくれる。レオ・レオニの代表作品の一つでもあるこの作品、あかちゃんから大人まで楽しめます。
字のない絵本です。線画のイラストに、色は白地に赤だけ。子どもがふくらませた赤い風船が口から離れて飛んでゆきます。木の枝にくっついて、りんごになり、枝を離れて・・・次々に形を変えるものが赤で強調されて印象的です。
谷川俊太郎×堀内誠一の“あいうえお絵本”!1972年に“幼児と言葉”の関わりを真摯にとらえて作ったこの絵本、日本語の50音の面白さをそのまま絵本にしてしまった驚きの作品です。
ひとりぼっちの「ちいさな1」は、仲間をさがしに出かけます。しかし、だれも仲間に入れてくれません。そこへ「わっか」がやってきて……。洗練された表現の中に、哲学的な思考に触れることもできます。
「の」は、いつもことばとことばのすきまにこっそりいます。けれど、この「の」が持っている魔法の力で、ことばとことばが思いがけない出会いをしたとき、そこには見たこともない景色があらわれ、聞いたこともない物語がはじまります…装丁も含めて持っておきたくなる絵本。
ハンガリーの絵本作家バンニャイがアニメーションのズーム・イン、ズーム・アウトの技法を絵本に持ち込んだ不思議な世界。鶏のトサカを見る視点が家から牧場、牧場からさらに広がり続けて、最後は地球さえ点となってしまうまでズーム・アウトする自由なまなざしの冒険です。
ある冬の日、空では雲があそんでいます。やがて雨が降り、雪になり、降り積もって大地をおおう白い雪。そこで見つけた足あとをたどると……?イタリアで出版され、40年以上愛されている絵本の初の日本語版です。世界6カ国で翻訳。その洗練されたデザインは、今の時代に見ても新鮮な驚きをあたえてくれます。
表紙から裏表紙まで、たった1本の線で描かれている・・・というこの絵本。町から村へ、空から海へ、朝から夜へ。あなたはこの絵本のなかで旅をします。本の表紙からはじまっている線の旅を、うつくしい絵とともに体験してみてください。
さあ、オセアノ号の帆をあげよう。まっ赤なぼくらのオセアノ号で、世界をまわる旅に出発するんだ!『ナマケモノのいる森で』の作者、ボワロベールとリゴーが、今度は舞台を海にうつして創作したしかけ絵本。海の上と下の世界が同時に見られる場面が圧巻!
漫画でもコミックでもない、素晴らしいセンス・オブ・ワンダーに満ちた「文字のない本」。大人だからこそ楽しめる深い表現をお楽しみください。
著:ロマナ・ロマニーシン アンドリー・レシヴ 訳:広松 由希子 出版社:河出書房新社 ISBN: 9784309290607
税込価格: ¥2,200
美しいグラフィックで「音」や「聴くこと」について、子どもにもわかるように絵が音を語る、初の試み。ブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)とボローニャ・ラガッツィ賞のダブル受賞作品!
子どもの心をファンタジックな手法と美しい絵で描いたとびきりすてきな夜の絵本。アンリ・ルソーの絵から生まれた心に残る絵本です。