
ハードカバーの絵本です。縦 30.8 x 横 23 x 厚さ 1(cm) 言語:英語

パリの古いお屋敷で暮らす12人の女の子たち。いちばんのおちびさんがマドレーヌです。 クリスマスの前の晩、みんなは風邪をひいてベッドで寝ていました。ただひとり元気なマドレーヌが、みんなのために働いていると玄関をたたく音が・・・サンタさんかしら? いえいえ、立っていたのはじゅうたん売りの商人でした。 マドレーヌに持っていた12枚すべての絨毯を売ってしまい、寒さに震えた商人はお屋敷に引き返して来ますが玄関で凍えてしまいます。 マドレーヌに助けてもらったこの商人、実は魔術師だったのです。そして呪文を唱えると、なんと絨毯は「空飛ぶじゅうたん」になって子どもたちをそれぞれの家族のもとへと運んでくれました。 (翻訳作品より転載)

クリスマス・イブの夜、みんなのために働くいつも元気なマドレーヌの前に現れたのは「サンタクロース」ではなくて「魔術師」だったんです。ちょっと間の抜けたじゅうたん商人が、実は魔術師だったなんて・・・。 思いもよらぬこの展開には、読み手も聞き手もびっくりです。 魔術師が呪文を唱えるなんとも怪しい場面と、子どもたちが星の明かりを手にじゅうたんに乗って夜の空をとぶ場面は、どちらも子どもたちの心をひきつけることと思います。 文章も少なく、訳のテンポもよいので小さなお子さんにも是非読んであげてみてくださいね。 ――(ひじり あい ;絵本ナビ オフィシャルライター) (翻訳作品より転載) 続きを読む

数あるクリスマス絵本の中でも、これほど奇想天外なお話の運びは、マドレーヌの本をおいて他にないのでは?と思わせるような、個性あふれるクリスマス。マドレーヌの周りでは、常にびっくりすることの連続です。クリスマスの赤い色も、このお話の中では、サンタさんのコートでも、プレゼント用のくつしたの色でもなく、じゅうたんの赤! しかも、それが魔法のじゅうたんで、マドレーヌたちを素敵な場所へと連れて行ってくれます。遊び心と温かさにあふれたお話です。ただ、「げんきなマドレーヌ」や「マドレーヌといぬ」のように、何年にもわたって、繰り返し読みたがるというところまでは至りませんでした。 (ガーリャさん 40代・ママ 女の子5歳)
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