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		親友がほしいなら、よろこんでなってあげるとクリスチャンはいいたかった。でもそんなことはもちろん書けない。クリスチャンは森で暮らすただの若者で、マリゴールドはお姫さまだ。トロルに育てられた少年とお姫さまの心あたたまる冒険と恋の物語。
 
		おとぎ話の主人公たちって、どうしてあんなにすぐ恋に落ちちゃうの? そんな疑問を持ったこと、ありませんか? 私はずっとそうでした。
 
 でもこのお話はちがいます。主人公のマリゴールド姫とクリスチャンは、
 あるとっても「おとぎ話的な」手段でメッセージを届け、
 お互いのことを伝えあい、少しずつ友情をはぐくんでいくところから始めました。
 
 相手への思いやりとユーモアにあふれた、ピュアなやりとりの数々。
 なんだか、今時のティーンエージャーのそれに通ずるものを感じてしまいます。
 
 ひとりぼっちのマリゴールド姫に会いに行きたい。
 そばにいって、はげましてあげたい。
 ついにクリスチャンはお城に向かうことを決意します。そして……。
 
 読み終えたあと、後日談はないのかな? つづきが気になる……と
 某サイトで検索したところ、ありました、ありました!
 本国ではすでに第3弾まで出ていましたよ!
 
 早く続編の日本語訳が出るといいな。期待して待っています。
 (やまのままさん 40代・ママ 男の子15歳)
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