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石井聖岳さんの原画が全て完成したとのご連絡を受け、5回目のレポートは編集を担当くださった出版社さんの会議室よりレポートいたします!いよいよ、完成間近!ワクワクしますね。
───今は、絵本制作の工程で言うとどの段階になるのでしょうか?
編集者 宮本さん:「色校正」という段階の打ち合わせをしています。原画をテスト印刷してみて、色や文字を確認します。 印刷物は、C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(黒)という4色のかけあわせで出来ているので、原画を完璧に再現するのは難しいのですが、出来るだけ原画に近づけて効果的に色を表現するために、実際の本の形にする前に、このように印刷の色をチェックするんですよ。印刷で出すのが難しい色もあるので調整が必要なんです。
───実際の打ち合わせの場にお邪魔させていただく機会もなかなかないので興味津々なのですが、どんなやりとりをされているのか、内容を少し教えていただいてもいいですか?
編集者 宮本さん:今回は、印刷が素晴らしい出来栄えなのですが、より原画に色が近づくように細かい部分の調整をお願いする予定です。印刷すると原画より色が暗くなることがあるので、上に文字を置いた部分が、少し明るくなるようになど、依頼します。色は部分部分を個別に調整するということではなく、全体で調整していきます。今回はページの中の緑の面積が多いので、緑の色を重点的に合わせたいと思っています。
石井さん:色もきれいに出ているので、基本的にはデザイナーさんと編集者さんにお任せしたいと思います!
───石井さんと子どもたちの絵のコラージュのページは、キャンバス地と紙の質感の対比がくっきりしていて、とても楽しいですね。
デザイナー 畠山さん:コラージュ部分は、石井さんからの場所の指示を基に、写真と絵をデジタルで合成して作成しているんですよ。
───石井さん、刷り上がったものを見ていかがですか?
石井さん:いいですね。デジタル処理でコラージュ部分に影もつけてもらって、はさみで切り取って貼った感じがうまく出ました。
SLぎんがくんにはいろんなお客さんが乗り込みます♪
完成したページから、東北ならではの、楽しいお客さんをご紹介しちゃいますね。
(絵本ナビ編集部)