
【クリスマスに読みたい絵本】急行「北極号」

クリスマスまでに絵本をたくさん読みたい!
でも、どんなお話がいいかな。
そこで、クリスマスの時期に人気の絵本を1冊ずつピックアップしてご紹介します。
クリスマス前夜、サンタを信じる子だけが体験する不思議な旅を描いた絵本…
● 謎めいた汽車に乗り込み、クリスマス前夜の幻想的な旅が始まる
雪の降るクリスマスイブ、サンタクロースを信じる僕のもとに現れたのはま真っ白な蒸気に包まれた汽車、急行「北極号」。その不思議な汽車に乗り込むと、車内は僕みたいなパジャマ姿の子供たちでいっぱいだった。こうして、「北極号」の幻想的な旅が始まった。
冷え冷えとした暗い森を抜け、月をかすめそうなほどの高い山を越えて汽車は北へ北へと進み、到着した所は北極点。そこではクリスマスのおもちゃが全部作られている。そして、サンタクロースから選ばれた一人の子どもが「クリスマスプレゼントの第一号」を手渡されるという……。
「急行「北極号」」
作・絵:クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳:村上 春樹
出版社:あすなろ書房
クリスマス前夜、サンタを信じる子だけが体験する不思議な旅を描いた絵本。コルデコット賞受賞作。
サンタクロースを待つ僕のもとに現れたのは白い蒸気に包まれた汽車、急行「北極号」。僕はその謎めいた汽車に乗り込み、クリスマス前夜の幻想的な旅が始まる。森を抜け荒地を抜け、山を越えて汽車は北へ北へと進み…。
子どものころは確かにサンタクロースはいると信じていた。
いつだったかな「サンタクロースはいないんだよ」って言ったのは。
自分の子どももサンタクロースがいないといったのは幼稚園の時だったから、そのころかな。
サンタクロースと小人たちがいる街北極点。
その北極点に子どもたちを連れて行ってくれる急行北極号。
そしてプレゼントの第一号に選ばれるぼく。
サンタを信じる子どもたちにはまるで夢のような出来事ですよね。
そしてプレゼントに選んだのはトナカイの首についた銀の鈴。
高価なおもちゃではないところがいいですね。
ぼくにとって待ち遠しく、そして大切なもの。
私も幼い時には信じていた大切なもの。
あのころのまま持ち続けていたら、私も急行北極号に乗れたかもしれない。
サンタクロースが来るのを心待ちにしていたあのドキドキ感はもう味わうことはないんだな。嘘だとしても信じていたほうが素敵なことってあるんだよね。そしてそれを心から信じることはもっと素敵。
読み聞かせにも使いました。
もうサンタクロースなんて信じていない5年生。
でもこの本を聞いて昔のドキドキ感を少しは思い出してくれたかなぁ。
(きよぴこさん 30代・ママ 男の子11歳、男の子9歳)