林道義さんの中公新書「父性の復権」という本は30万冊のロングセラーです。
人間とは親戚の、ゴリラの父親は、とても立派な父親の振るまいをします。
乳飲み子のときには見向きもしなかった我が子が、乳離れして仲間と遊ぶようにな ると俄然父親の意識に目ざめます。
子どもどうしのけんかが始まると、あのでかい体で割って入るのです。仲裁行動です。
子どもが健全に育つには、母性のみでは不足です。自分の子どもを第一に見る母性に加えて、父性が必要です。
父性は、社会の規範を子どもに教えるのですね。
男の子が立派な父親になることが、ダメになった日本を建て直す一番の近道だと、編者は考えます。
目次のいくつかをご紹介しましょう。
・子どもには模範が必要
・子どもに何かを教える父はすばらしい
・礼節を教えよ
・うそを言ってはいけないというしつけ
・父性は生まれつき君の体の中にある
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