この絵本は、ある日突然山の上に現れた大きな卵のせいで人間のあさましい性格が見えてしまう物語です。たくさんの人々がその卵を自分の物にしようと勝手な事ばかり言いだし国中大喧嘩になってしまいます。結局その国の王様までもその卵をドラゴンの卵と勘違いし、自分の物にしようとお城に運ばせることにしました。ところがあまりの重さに山の上をころころ転がりお城を壊してしまうのです。結局卵の中から生まれたのは小さな1羽のヒヨコでした。欲にくらんだせいでお城を壊されてしまったあわれな王様です。この本は子供にとって自分勝手を言ったり行ったりしてはダメよ、ということをとてもわかりやすく説明していて大変おすすめです。 (利恵子さん 20代・ママ 男の子4歳)
|