
信頼と願いの文学 最上一平 高山榮香さんの作品は、派手さや華やかさ、奇抜さを読ませるものではありません。どちらかというえば、恵まれない人や不器用な人の話が多いようですが、いかにしあわせな明日へ向かわせるか、高山さんの人々に対するまなざしは、慈愛に満ちています。・・・中略・・・ 高山さんは、貧しい家庭であっても、不器用な人であっても、生きることに前向きであれば、必ず道は開け、しあわせな日々がやってくることを、どのお話でも描いています。それは、人に対する高山さんの強い信頼と願いがあるからです。 (跋文より抜粋)
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