やどかりの夫婦ウッカリとシッカリは3階建ての巻貝に引っ越し
下宿人を募集しますが
仕立屋のオテヤワラカニや
画家のヒッパリダコ
大工のシゴトオサメなどの
クセ強キャラばかりで
皆、部屋を汚して追い出されてしまいます
心配するウッカリにシッカリは
「お部屋を誰かに貸す必要はもうないわよ」
と言いますが…
作者のことば
東京には、「オテヤワラカニ」や「ヒッパリダコ」や「シゴトオサメ」のような人々がたくさん住んでいます。
彼らはマンションやアパートを借りて住むのですが、夜中に大きな音をたてたり、ゴミ出しの日を守らなかったり、よくトラブルになります。
私も東京に住んでいますが、そんなトラブルがいやで、家を買いました。私はヤドカリの「ウッカリ」になったのです。
このお話のように、2人の子どもができました。
月日のたつのは早いもので、2人の子どもは、あっと言う間もなく成人し、親元を離れて行きました。
それから私は本当のヤドカリになって、リュックサックひとつを背中にしょって、世界中を旅しています。
2000年に発表した月刊保育絵本を復刻し書籍化しました
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