『稲むらの火』の物語りは、文部省小学校教科書の教材になった有名な話です。
原案である小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の「A living God(生神)」は、八雲の巧みな脚色により、「つなみ Tsunami」という言葉と『稲むらの火』を世界に広めました。この紙芝居は、史実を重んじました。そうした方が、濱口儀兵衛(濱口梧陵)の人となりがよく伝わるからです。
ストーリー:江戸時代の終わり頃、1954年(安政元年)12月23日の朝。グラッ グラ グラ グラッ! 「 地 震 だ !」村人たちは、村長の指示のもと、神社に避難した。・・・しかし、夜になっても、津波は来なかった。「これで、ひと安心じゃ...」朝になり、村人たちは、ホッとして、家に帰った。地震の後片付けをしていた、その日の夕方......。
協力:稲むらの火の館(和歌山県有田郡広川町)
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