夏休み、父さんの仕事にくっついて、ネパールにやってきた小学5年生のツトム。地図にものっていないヤラ村は、未知のことばかり。せっかくワクワクしていたのに、父さんの突然の宣告。「おまえは村で仕事をしてもらう。放牧や」しかも、最悪の出会いをした村の少年パニとふたりきりでだって!?そんなのいやだ!言葉も通じないなか、たくましく生きるパニとの交流を通して、少しずつ自分を省みるツトム。思い出すのは、ケンカ別れしてきた親友ゴウのことだった──
ネパールで数日を過ごすことになった日本の少年ツトムとネパールの少年パニ口語の視点で物語が進みます。
ツトムも反省しているのですがいくら苦手でもパムが差し出した牛乳をこっそり捨てるところを目撃されては気まずくなりますよね…。
パニが怒るのも分かりますが、パニはなんだかんだでツトムを心配したり、面倒をよく見てくれているなと思いました。いいこですね。
ツトムも日本と違う文化の中、良くやっていると思います。ネパール語の覚えの良さがすごいです。
ネパールでの日々から日本の友達のことで悩んでいたツトムも相手の気持ちを考えてみることができるようになったり成長を見せてくれます。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子3歳、女の子1歳)
|