ロングセラー翻訳絵本『にじいろのおさかな』(マーカス・フィスター作)、『スイミ』(レオ・レオニ作)をはじめ、話題の絵本『かないくん』(絵・松本大洋)の作者で絵本ファンにもおなじみの、詩人・谷川俊太郎さん。
本書は、谷川さんがNHKBSプレミアムの番組「100年インタビュー」のインタビューに答え、その生い立ちから青春時代、詩人になったきっかけ、詩作の裏側までをありのままに語った一冊です。
インタビューのほかに、朗読で大人気の「かっぱ」「ばか」から代表作「さようなら」「生きる」まで、11作品も収録しています。
「詩を書きたいとも思っていなかったし、詩人になりたいとも思っていなかった」という谷川さんが、17歳の頃に友だちに誘われて詩のようなものを書いて以来60年以上、詩集にとどまらず、歌の作詞(校歌や合唱曲、アニメ「鉄腕アトム」などの主題歌)、絵本、翻訳、脚本、朗読でずっと活躍を続けてこられたのはなぜか。生き方、考え方のヒントが語られています。
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