家族が次々と手をつなぎ合い、ペットにまでしあわせの輪が広がっていく様子を、ぬくもりあふれる水彩画で表現している。水彩のやわらかいタッチと大胆な構図による展開が魅了的なほのぼの絵本。――てを ひろげてごらん/いっぱい のばして つないで みようよ/わたしが つないだのはね/おにいちゃん おにいちゃんが つないだのは/おねえちゃん おねいちゃんが つないだのは/りこちゃん りこちゃんが つないだのは/おとうさん おとうさんは やっぱり/おかあさんとね おかあさんが つないだのは/……(本文より)。頁をめくるたびに、登場人物の体温が、手のぬくもりが伝わってくる。
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